グルメ・お土産・観光など道の駅の楽しみ方にもイロイロある!

旅がひとつのブームとなっている今日この頃、「道の駅」は旅の目的にもなるほどの重要拠点となっています。そこには、グルメ・お土産・観光などたくさんの楽しみ方があって、集う人々にとっては色々な思いがあるのです。

ドライブがてら立ち寄った道の駅で、地物を使った料理を食べてグルメ・モードになれます。或いは、併設された物産館でその土地独特のお土産を買って、旅の思い出にしたりと、そこ自体が観光地となっています。

道の駅の中には、レストランや物産館の他に、自然公園や博物館的な施設を併設して、更にその場所を観光地化しているところもあるのです。その上、周辺にも観光地となるところがあったりして、道の駅ばかりでなく、周辺地域トータルで楽しむこともできるのがうれしいところでしょう。

ある道の駅ランキングでは、レストラン「わくわく亭」・特産コーナー「ほうほく夢市場」・サンセットスポットをポイントに、山口県下関市の「道の駅 北浦海道豊北」を1位としています。まさに、道の駅の楽しみ方をバッチリと盛り込んだ、典型的な場所ということなのだと思います。

ランキング2位は京都府伊根町の「道の駅 舟屋の里公園」で、旬の魚の食事・伝統的な保存食のお土産・舟屋集落の眺めなどをポイントとしています。そして3位は北海道ニセコ町の「道の駅 ニセコビュープラザ」で、じゃがバターなどの軽食・野菜と山菜の直売所・北海道らしいログハウス風の駅施設が良いと言うのです。

道の駅は車だけのものじゃない!鉄道駅から歩いて観光しよう

そんな楽しみどころ満載の道の駅ではありますが、車で行くと言うのが基本となるところが、運転しない人やお酒でも飲んでゆったりしたいという人には、ちょっと行きづらい感じでもあります。そこでこのブログでは、車ではなく鉄道を使って駅からは歩いて行ける魅惑的な道の駅をじっくりと懇切丁寧に紹介しようと考えました。

日本全国にある道の駅の中には、車を利用しなくても、鉄道駅からそれほど時間をかけずに徒歩で行けて、そこ自体がとても魅力的で、周辺観光もできる所がたくさんあります。これからちょっとした旅をしたいと考えている人や、道の駅・鉄道駅周辺の観光に興味のある人に、参考にしてもらえたらと思います。

全国9ブロックに編成された各地域毎の「道の駅」連絡会では、それぞれ独自のスタンプラリーというものを開催しています。それはスタンプブックに各地域の道の駅のスタンプを集めていくというものです。

スタンプブックは200円、期間内で地域の全道の駅を網羅すれば、「完走証明書」がもらえたりします。しかし、一部地域であっても、そこの全道の駅を訪ねるというのは、かなり大変なように思えます。

そこで、一つのテーマとして、鉄道駅から徒歩で行ける道の駅訪問を掲げて、自分なりのスタンプラリーを楽しんでみてもよいのではないでしょうか。まあ、あまり気張ることなく観光を楽しめるよう、できる範囲でちょっとした旅の参考にしてみてください。

【道の駅 保田小学校】郷愁を誘う廃校が地方と都市とをつなぐ

【道の駅 保田(ほた)小学校】は、千葉県道34号鴨川保田線(通称:長狭街道)沿いの千葉県安房郡鋸南町にあり、JR東日本内房線の保田駅から歩いて13分ほどの所にあります。廃止になった小学校を活用して、地方と都市とを結びつける場に甦らせた、郷愁を誘う道の駅です。

道の駅の構成は、cafe「金次郎」・中国料理「3年B組」・イタリア料理「Da Pe GONZO」・「里山食堂」・鋸南百貨店「快」・「まちのギャラリー」・「音楽室」・「まちのコンシェルジュ」・「里の原っぱ」・「こどもひろば」・「イベント広場」・「まちの縁側」・「きょなん楽市」・「里の小湯」・「学びの宿」などとなっています。

「金次郎」では、昔懐かしい二宮金次郎の像が店の前で出迎えてくれます。オリジナルのソフトクリーム・パン・フードが、何の気兼ねも無く楽しめるホッとできる空間です。

「3年B組」では、地元銘店の中国料理が味わえます。店内(教室内)に入ると黒板にメニューがチョークで書かれていて、エビチリ・酢豚・マーボ豆腐・エビ炒飯・海鮮あんかけラーメン・冷やし中華・白湯ラーメンなど、多彩な料理があることがわかります。

「Da Pe GONZO」では、薪窯ピッツァとイタリア料理を楽しむことができます。そして一転して「里山食堂」では、地元食材による昔懐かしい「おふくろ料理」を、木目がやさしい店内でゆったりと食べることができるのです。

「快」では、地元のアーティストとコラボした商品や特産品を販売しています。

「まちのギャラリー」では、写真・絵画などの展示の他、様々な会議の場所として利用されています。また「音楽室」では、音楽はもちろん、ダンスの稽古・各種サークル活動・ミニコンサートなどに利用することもできるのです。

「まちのコンシェルジュ」では、鋸南町の観光・生活・交通・天気と幅広い情報を案内しています。また、宿泊・温浴・公共の各施設の受付とフロントの機能も担っているのです。

「里の原っぱ」では里山をイメージした憩いの場、「こどもひろば」では親子で楽しめる遊び場、「イベント広場」では各種イベント・商業行為ができる場を提供しています。また「まちの縁側」では、夜間の宿泊者専用スペースとしての役割の他、日中は誰でも自由に利用できるロング・リビング・スペースとなっています。

「きょなん楽市」では、鋸南町の旬の味覚・安房の国の逸品を、元々体育館だった広いスペースで販売しています。そして「里の小湯」では屋外テラスのシャワーなどの寛いだ空間で温浴体験ができ、「学びの宿」では昔懐かしい教室の面影の中で宿泊体験ができるのです。

道の駅と鉄道駅の近くの観光地としては、「花つみ園チースの里」・「鋸山日本寺展望台」・「江月水仙ロード」などがあります。

「花つみ園チースの里」は、保田駅から徒歩11分ほど、道の駅のすぐそばにあります。海と水仙の里で知られた南房総の玄関口の鋸南町の代表的な場所で、温暖な気候によって一年中いろんな花の摘み取り体験ができます。

「鋸山日本寺展望台」は、保田駅から徒歩36分ほどの所にあります。「地獄のぞき」とも言われる展望台は少々怖い所もありますが、房総半島を一望するその絶景は一見の価値があります。

「江月水仙ロード」は、入口までは保田駅から徒歩15分ほど、全て歩くと片道30~40分はかかる所にあります。ここでは、水仙の日本3大群生地のひとつとして、御堂から山頂までのコースを、ほのかな水仙の香りのなか心地よい気分でハイキングすることができます。

【道の駅 しんぐう】芝田富士と栗栖川などの自然とふれあいの道の駅

【道の駅 しんぐう】は、旧因幡街道が並行する国道179号沿いの兵庫県たつの市新宮町平野にあり、JR西日本姫新線の播磨新宮駅から歩いて10分ほどの所にあります。芝田(こげた)富士(荒神山)と栗栖川などの自然が迎えてくれる、”ふれあい”いっぱいの道の駅です。

道の駅の構成は、レストラン「志んぐうの郷」・物産館・ふれあい市場・新宮ふれあい会館内の「ふれあいの湯」などとなっています。

「志んぐうの郷」では、地場産品の素麺が盛り込まれたメニューに加え、焼肉などの定番料理も提供されています。本場「揖保(いぼ)の糸」を使った「きつねにゅうめん」・国産黒和牛の焼肉が入った「志んぐう弁当」・「黒和牛ステーキコース」などがお薦めで、焼肉コーナーは本格的です。

物産館では、街道沿いや兵庫県の特産品などを数多く販売しています。地場産品の手延べ素麺「揖保の糸」の黒帯・赤帯・古(ひね)などがここぞというお土産で、蒸したて醤油まんじゅうの実演販売・陶器市・コンサート・お茶席などのイベントも多彩です。

ふれあい市場では、旬の果物と野菜を充実させており、地元の主婦の方々の人気を集めています。”ふれあい”を冠している市場ですので、ここで地元の素敵な人たちとの出会いもあるかもしれません。

「ふれあいの湯」では、ハーブ風呂を楽しむことができます。旅の疲れをハーブの癒しで解消し、来館する他の入浴客との”ふれあい”も楽しんで、播磨の風土を感じてください。

道の駅と鉄道駅の近くの観光地としては、「新宮宮内遺跡」・「西山公園」・「東山公園」・「東山公園橋」・揖保乃糸資料館「そうめんの里」などがあります。

「新宮宮内遺跡」は、播磨新宮駅から歩いて8分ほどの所、道の駅・芝田富士・栗栖川とは反対の方向にあります。縄文から平安の時代までも人が住んでいた痕跡のある国指定の史跡で、竪穴式住居が復元されています。

「西山公園」は、播磨新宮駅から歩いて12分ほどの所、栗栖川を越えた独立丘陵「お大師さまの新田山」親しまれている山の頂上にあります。頂上にはたくさんの石仏があり、二つの霊岩は「播磨国風土記」にも登場する古くからの名所になっていて、公園内には春になると桜が咲いてきれいです。

「東山公園」は、播磨新宮駅から歩いて12分ほどの所、栗栖川と反対側の揖保川を越えた小嵐山のすそ野に広がります。西山公園の桜に対して、ツツジと紅葉の名所になっていて、11月には「東山公園もみじまつり」が開催されます。

「東山公園橋」は、駅から公園に行く時に渡る揖保川に架かる吊橋です。長さ159m・高さ9mの川上にグレーチングの道ができており、足下の川面が丸見えで、スリルいっぱいで渡ることができます。

「そうめんの里」は、播磨新宮駅からは徒歩1時間ほどかかってしまいますが、隣の東觜崎(ひがしはしさき)駅からは13分ほどで行けます。手延べ素麺の歴史・文化について学べて、伝統の技と味そのものを体験することができるのです。

【道の駅 クロス10十日町】人と産業が交鎖する布にちなんだ道の駅

【道の駅 クロス10十日町】は、国道117号沿いの新潟県十日町市にあり、JR東日本飯山線と北越急行ほくほく線の十日町駅から歩いて10分ほどの所にあります。人と産業が交鎖する(クロス)と、着物の街の布(クロス)にちなんだ名前の道の駅です。

道の駅の構成は、「越後妻有 おみやげ館」・カフェレストラン「ユキマツリ」・きものリサイクル「遊楽市」・工芸小物「たんぽぽ」・草木友禅工房「遊布庵(ゆふあん)」・きもの「WAPON(わぽん)」・和雑貨「和の小函」・越後妻有交流館「キナーレ」などとなっています。

「越後妻有 おみやげ館」では、十日町の生地工芸品・新潟のお土産・地元の農産物と加工品・地酒などを取り揃え、満足すること間違いなしです。

「ユキマツリ」では、雪室熟成のコーヒー・人参ジュース・有機栽培五穀米・天然出汁味付けの旬野菜炊き込みなど、地域の”本物”の逸品をご賞味できます。

「遊楽市」では、リサイクルきものからプレタきものまで、幅広い商品を販売しています。正絹なのに自分で選択可能な「ふるるん着物」や襦袢が人気で、着物の買い取りもやっています。

「たんぽぽ」では、パッチワーク・編み物・粘土工芸の教室を開き、その材料を販売しています。

「遊布庵」では、絹素材を中心に主に草木染料で丁寧に染め上げた生地を使った、花束・アクセサリー・バッグ・干支飾り・のれんなどを販売しています。

「WAPON」では、着物のトータルコーディネートができる品揃えで、上質で気軽に着ることができる着物を販売しています。

「和の小函」では、最新鋭の機械によるレース製品、小千谷の麻や縮を使ったタペストリー・バッグ・インテリア製品など、多彩な和雑貨を販売しています。

「キナーレ」内には更に、十日町温泉「明石の湯」・越後里山現代美術館「キナーレ」・レストランカフェ「越後しながわバル」などが入っています。

「明石の湯」では、「ちぢみ ドライサウナ」と「かすり スチームサウナ」の2つのお風呂を、奇数日と偶数日で男女入れ替えとし、仮眠室などの充実のアメニティー施設と合わせて、心身共にリフレッシュできるようにしています。

美術館「キナーレ」では、現代アート作品の常設と定期的な企画展を行なっており、鑑賞するごとに新発見があることでしょう。そして「越後しながわバル」では、スペイン風のバー造りになっていて、一味違った雰囲気を味わえます。

道の駅と鉄道駅の近くの観光地としては、「十日町市緑道」・「十日町市博物館」・「十日町情報館」などがあります。

「十日町市緑道」は、十日町駅から徒歩12分ほどの所にあり、並んでいる個性的な彫刻作品を見て歩く散歩が楽しくなります。

「十日町市博物館」は、十日町駅から徒歩13分ほどの所にあり、十日町の特色”雪と織物と信濃川”というテーマ展示で、この町のことを古い時代のことから知ることができます。

「十日町情報館」は、十日町駅から徒歩16分ほどの所にあり、映画「図書館戦争」のロケ地になった図書館です。”図書館”ではなく”情報館”というように、情報受発信機能を付加した「新しい形の図書館」です。

【道の駅 もっくる新城】奥三河の食べ物・特産品・歴史・文化を楽しむ

【道の駅 もっくる新城】は、国道151号の新城バイパス沿いの愛知県新城市にあり、JR東海飯田線の三河東郷駅から歩いて12分ほどの所にあります。ここで奥三河の食べ物と特産品に満足した後は、近場を散策して当地の歴史と文化を楽しむことができます。

道の駅の構成は、産地直送売店・ラーメン店「奥三河製麺」・バイキング・スナック屋台・足湯などとなっています。

産地直送売店では、新城市の農産物と山・海・川からの恵み、それに奥三河の品々が販売されています。お薦めには、開駅以来の一番人気「もっくるロール」・「もっくるバウムクーヘン」・信州産松茸・「しし肉せんべい」・地元産の栗・「八名丸里芋」・「ひもかわうどん」などがあります。

「奥三河製麺」では、名古屋市を中心に人気のラーメン店「ラの壱」の麺を使い、地域の獣害対策になるラーメンなどを提供しています。猪肉をトッピングした「ししラーメン」や、普通に「豚骨ラーメン」などを召し上がって下さい。

バイキングでは、山の幸の鹿肉や標高千メートルの高原野菜などの旬野菜を存分に活用したメニューを揃えています。「鹿肉のポロネーゼ」・「鹿肉と野菜の和風ポトフ」・「根菜と生姜炒め」・「大根と水菜のサラダ」・「レッドキャベツと人参のナムル」・「おさつメルバ」など、ちょっとおしゃれな取り合わせです。

スナック屋台では、手軽に食べられるファストフードと定番のソフトクリームなどが満載です。愛知県民のソウルフード「五平餅」・ジビエを活用したフランクフルトのメニュー(超荒挽きフランク・チーズフランク・ホットドッグ)・シロップかけ放題かき氷・ミルクソフト・緑茶ソフトなど、気軽に楽しみましょう。

足湯では、千三百年の歴史がある「湯谷温泉」のお湯を使っています。修行で悟りを開いて308才まで生きたとされる利修仙人によて発見されたとされる塩化物泉のお湯は、一般的適応症(筋肉や関節の慢性的な痛み・冷え性・疲労回復・健康増進など)に効能を示すようです。

道の駅と鉄道駅の近くの観光地としては、「首洗い池」・「信玄塚」・「設楽原歴史資料館」・「設楽原古戦場」などがあります。

「首洗い池」は、三河東郷駅或いは道の駅から歩いて8分ほどの所の国道151号沿いの北側にあります。池の前に建てられた説明看板には、「長篠の戦い」の時に戦死者の首をこの池で洗ったとあり、「設楽原古戦場いろはかるた」という看板には「池は血色」と詠われ、実際に水は赤く濁っています。

「信玄塚」は、「首洗い池」から徒歩3分ほどの小路にあります。この竹広という地域は「設楽原の戦い」で主戦場となり、戦後戻ってきた村人が、亡くなった武田軍の武将を「大塚」に、織田・徳川連合軍の武将を「小塚」に埋葬し、後に「信玄塚」と呼ばれるようになったのです。

「設楽原歴史資料館」は、「信玄塚」から徒歩4分ほど、三河東郷駅からは徒歩13分ほどの所にあります。「長篠・設楽原の戦い」についての資料館で、現存品が少ない戦国時代の火縄銃・鉄砲玉・合戦の布陣図などが展示され、資料館の周辺は合戦の際の馬防柵を再現するなどして、歴史散策できるようになっています。

「設楽原古戦場」は、資料館から徒歩5分ほど、三河東郷駅からは徒歩16分ほどの所にあります。会社や工場を取り巻く森に寄り添うように、周囲を田んぼに囲まれ、台形に柵が廻らされている空地となっています。

毎年7月には、「設楽原をまもる会」が中心となって、戦死者供養・鉄砲隊演武などを行なう「設楽原決戦場まつり」を開催しています。