【道の駅 ふたかみパーク當麻】北に二上山を見て歴史ある町に触れる

「道の駅 ふたかみパーク當麻(たいま)」は、国道165号(通称:初瀬街道)沿いの奈良県葛城市新在家にあり、近畿日本鉄道(近鉄)南大阪線二上神社口(にじょうじんじゃぐち)駅から歩いて8分ほどの所にあります。北には優美な二上山(にじょうざん)を見て、歴史ある町に触れることができます。

道の駅の構成は、特産物販売所とレストランのある「當麻の家」・二上山ふるさと公園内の公園・子供広場・展望台などとなっています。

特産物販売所では、地元農家が手塩にかけて育て上げた新鮮野菜・生花、奈良のお土産・オリジナル加工品などが販売されています。「けはやたまご」・葛城市近辺で採れた新鮮野菜・奈良漬け・生花・「當麻の家の味噌漬け」・奈良と言えばの柿の葉寿司・オリジナルジャムなど、良いもの満載です。

レストランでは、當麻の新鮮素材を存分に味わえる郷土料理がいっぱいです。お薦めメニューはボリュームたっぷりの「蓮花定食」で、他に「卵かけごはん」・「けはやうどん」・「當麻の家うどん」・「釜飯」・「冷奴定食」・「黒米カレー」・「モーニング」など、おいしいモノたちが貴方を待っています。

二上山ふるさと公園では、7千平米もの「芝生広場」や楽しい施設のある「わんぱく広場」で安心して遊ぶことができ、せせらぎと谷地を生かした「水辺のテラス」で水と戯れ、散策路を通って456段の石段で展望台へ上ることもできるのです。

道の駅と鉄道駅の近くの観光地としては、「當麻寺」・「當麻蹶速(けはや)塚」・「葛城市相撲館」・「石光(せっこう)寺(染寺)」・「傘堂」・「葛木倭文坐天羽雷命(かつらきしとりにいますあめのはいかづちのみこと)神社」・「二上山城」などがあります。

「當麻寺」は、二上神社口駅から歩いて25分(隣の麻寺駅からは15分)ほどで行けます。飛鳥時代創建の白鳳・天平様式の大伽藍があり、国宝の三重塔やご本尊の「當麻曼荼羅」は見るべき価値ありの逸品です。

「當麻蹶速塚」は、当麻駅から當麻寺への参道の途中にあります。垂仁天皇のもとで、當麻蹶速と野見宿禰(のみのすくね)が日本最初の天覧相撲をしたと伝わり、この塚のすぐ奥には、「葛城市相撲館」があります。

「葛城市相撲館」は、大相撲の本場所と同じ大きさの土俵を持っていて、相撲の貴重な資料を見ることができます。併設された観光休憩所は無料で、付近を散策する際には一休みするのにとても便利です。

「石光寺」は、二上神社口駅から歩いて14分ほどの所にあります。曼荼羅を染めた「染の井戸」があり、牡丹・芍薬でも知られていて、牡丹が開花する頃には、多くの花見客で賑わいます。

「傘堂」は、二上神社口駅から歩いて19分ほどの所にあります。左甚五郎が建てたとされるその名のとおり傘のような本瓦葺のお堂は、三度祈願するとポックリ逝けると伝えられ、當麻山口神社の鳥居の傍らで、静かに訪れる人を待っています。

「葛木倭文坐天羽雷命神社」は、二上神社口駅から歩いて6分ほどの所にあります。創建時期は不明ですが、貞観元年(859年)には従五位上の神階を受けたという記録があり、左右に「掃守神社」と「二上神社」を配し、天羽雷命(あまはいかづちのみこと)を主祭神としています。

「二上山城」は、その名のとおり二上山雄岳の山上にあり、「葛木倭文坐天羽雷命神社」から歩くと2時間はかかってしまいます。それでもハイキングコースが整備されていることから、休日には登山客で賑わいます。