【道の駅 もっくる新城】奥三河の食べ物・特産品・歴史・文化を楽しむ

【道の駅 もっくる新城】は、国道151号の新城バイパス沿いの愛知県新城市にあり、JR東海飯田線の三河東郷駅から歩いて12分ほどの所にあります。ここで奥三河の食べ物と特産品に満足した後は、近場を散策して当地の歴史と文化を楽しむことができます。

道の駅の構成は、産地直送売店・ラーメン店「奥三河製麺」・バイキング・スナック屋台・足湯などとなっています。

産地直送売店では、新城市の農産物と山・海・川からの恵み、それに奥三河の品々が販売されています。お薦めには、開駅以来の一番人気「もっくるロール」・「もっくるバウムクーヘン」・信州産松茸・「しし肉せんべい」・地元産の栗・「八名丸里芋」・「ひもかわうどん」などがあります。

「奥三河製麺」では、名古屋市を中心に人気のラーメン店「ラの壱」の麺を使い、地域の獣害対策になるラーメンなどを提供しています。猪肉をトッピングした「ししラーメン」や、普通に「豚骨ラーメン」などを召し上がって下さい。

バイキングでは、山の幸の鹿肉や標高千メートルの高原野菜などの旬野菜を存分に活用したメニューを揃えています。「鹿肉のポロネーゼ」・「鹿肉と野菜の和風ポトフ」・「根菜と生姜炒め」・「大根と水菜のサラダ」・「レッドキャベツと人参のナムル」・「おさつメルバ」など、ちょっとおしゃれな取り合わせです。

スナック屋台では、手軽に食べられるファストフードと定番のソフトクリームなどが満載です。愛知県民のソウルフード「五平餅」・ジビエを活用したフランクフルトのメニュー(超荒挽きフランク・チーズフランク・ホットドッグ)・シロップかけ放題かき氷・ミルクソフト・緑茶ソフトなど、気軽に楽しみましょう。

足湯では、千三百年の歴史がある「湯谷温泉」のお湯を使っています。修行で悟りを開いて308才まで生きたとされる利修仙人によて発見されたとされる塩化物泉のお湯は、一般的適応症(筋肉や関節の慢性的な痛み・冷え性・疲労回復・健康増進など)に効能を示すようです。

道の駅と鉄道駅の近くの観光地としては、「首洗い池」・「信玄塚」・「設楽原歴史資料館」・「設楽原古戦場」などがあります。

「首洗い池」は、三河東郷駅或いは道の駅から歩いて8分ほどの所の国道151号沿いの北側にあります。池の前に建てられた説明看板には、「長篠の戦い」の時に戦死者の首をこの池で洗ったとあり、「設楽原古戦場いろはかるた」という看板には「池は血色」と詠われ、実際に水は赤く濁っています。

「信玄塚」は、「首洗い池」から徒歩3分ほどの小路にあります。この竹広という地域は「設楽原の戦い」で主戦場となり、戦後戻ってきた村人が、亡くなった武田軍の武将を「大塚」に、織田・徳川連合軍の武将を「小塚」に埋葬し、後に「信玄塚」と呼ばれるようになったのです。

「設楽原歴史資料館」は、「信玄塚」から徒歩4分ほど、三河東郷駅からは徒歩13分ほどの所にあります。「長篠・設楽原の戦い」についての資料館で、現存品が少ない戦国時代の火縄銃・鉄砲玉・合戦の布陣図などが展示され、資料館の周辺は合戦の際の馬防柵を再現するなどして、歴史散策できるようになっています。

「設楽原古戦場」は、資料館から徒歩5分ほど、三河東郷駅からは徒歩16分ほどの所にあります。会社や工場を取り巻く森に寄り添うように、周囲を田んぼに囲まれ、台形に柵が廻らされている空地となっています。

毎年7月には、「設楽原をまもる会」が中心となって、戦死者供養・鉄砲隊演武などを行なう「設楽原決戦場まつり」を開催しています。