【道の駅 虹の森公園まつの】四万十川の恵みと深い緑に包まれた森の国

【道の駅 虹の森公園まつの】は、国道381号沿いの愛媛県北宇和郡松野町にあり、JR四国予土線(愛称:しまんとグリーンライン)の松丸駅から歩いて3分ほどの所にあります。四万十川の澄んだ水の恵みと、深い緑の「虹の森」に包まれた「森の国」の道の駅です。

道の駅の構成は、水族館「おさかな館」・森の国ガラス工房「かざね」・森の直売所「かごもり市場」・レストラン「遊鶴羽」・フードコーナー・車中泊施設「RV PARK」・「虹の森レンタサイクル」などとなっています。

「おさかな館」では、四万十川に生息する淡水魚を中心にした展示で、川の不思議と魅力を楽しむことができます。「幻の魚」と言われるアカメ・世界最大級の淡水魚PIラルク・可愛いコツメカワウソにペンギン・「だいごろう」と名付けられた二足立ちできるワニなど、めずらしい”水族”たちの姿で心が癒されます。

「かざね」では、コップや一輪挿しを自作する「吹きガラス体験」や、予め用意されたグラスやお皿にシールを貼ったり、テープに絵を描いて切り取ったりしてオリジナル製品を作る「サンドブラスト体験」があります。リサイクルガラスを利用して環境に配慮し、環境教育へのきっかけ作りを行なっているのです。

「かごもり市場」では、朝採れ新鮮野菜・松野産ジビエ(鹿)・愛媛県初の「満天の星大福」など、お弁当・加工品もたくさん販売しています。梅雨時から初夏にかけては「松野の桃」が出荷され、新たに町の特産品となった「森の国の完熟マンゴー」もあります。

「遊鶴羽」では、お薦めメニューとして、”風味絶品”と銘打って、四万十川の恵みを受けた「青さのり」を源流の天然水で練り込んだうどんを提供しています。他に、ビーフ・から揚げ・フライドトマト・カツの各種カレー、から揚げ・ロースカツの定食、「媛っこ地鶏のふわふわ親子丼」にカツ丼などがあります。

フードコーナーでは、松野の果物・旬野菜を使ったジェラートやスムージーを堪能できます。また、新たに「松野焼」というものも始めていて、楽しみは増加中です。

「RV PARK」では、日本RV協会認定の車中泊施設で、安心・安全に泊ることができます。

「虹の森レンタサイクル」では、松野駅周辺の散策・「滑床渓谷」・「四万十川」などにツーリングできるように、クロスバイクをレンタルしています。貸し出している自転車はけっこうスピードを出せるスポーツタイプになっているので、充分な注意が必要です。

道の駅と鉄道駅の近くの観光地としては、道の駅の「RV PARK」で紹介されている町歩きマップ「JR松丸駅周辺まち歩きマップ」を参考に回るのが良いでしょう。そのコースは、松丸駅からスタートして道の駅まで17ヶ所を巡るものです。

このコースは俳人の芝不器男(しばふきお)の「俳句の小径」と呼ばれ、趣きある昔懐かしい町並みや田園風景の中、芝の代表句を鑑賞するしくみになっているのです。だいだい3キロほどを1時間半ほどかけてゆっくり散策すると良いでしょう。

松丸駅2階にある「ぽっぽ温泉」は、木目調の浴室の「明治の湯」、岩風呂風の浴室の「滑床の湯」、100年前の酒樽を湯船にした露天風呂の「樽風呂 釜風呂」、源泉かけ流しの「家族風呂」、そして駅のホームから直接行けてのどかな景色も楽しめる「足湯」などを整備しています。

「芝不器男記念館」は、松丸駅から歩いて2分ほどの所にあります。ここは芝の生家を記念館にしたもので、彼直筆の短冊・日記帳などを見ることができます。

「河後森城跡」は、松丸駅から歩いて7分ほどの所にあります。国の史跡指定を受けた山城で、「続日本100名城」にも選定されています。