【道の駅 日和佐】観光・ビジネスなんでもいいから寄ってみたい

「道の駅 日和佐(ひわさ)」は、国道55号沿いの徳島県海部郡美波町にあり、JR四国牟岐(むぎ)線(愛称:阿波室戸シーサイドラインの一部)の日和佐駅から歩いて4分ほどの所にあります。何事もゆる~くやるのが信条のようで、観光でもビジネスでもなんでもいいから寄ってみたいと思える場所です。

道の駅の構成は、物産館・産直館・足湯館などとなっています。

物産館では、JR乗車券・日和佐の特産品などを販売し、情報ステーションで徳島県の観光・お遍路・交通・防災・気象などについて知らせています。また、観光案内所にはレンタサイクルもあって、手軽に町内観光もできるのです。

産直館では、地元の果物・野菜・農林水産加工品などを販売し、道の駅に立ち寄った観光客や地元の人々の好評を得ています。建屋の材料に徳島県産の木材がたっぷりと使われていて、とても気持ちを和ませてくれます。

足湯館では、道の駅の敷地内に湧き出した温泉水が使われていて、20人もの人が一度に利用できるようになっています。その効能は、血流改善・冷え性と疲労回復で、お遍路さん・ドライバーに限らず、足の疲れを癒すにはバッチリでしょう。

道の駅と鉄道駅の近くの観光地としては、四国八十八箇所第二十三番札所の「薬王寺」・うみがめ産卵地の「大浜海岸」・「うみがめ博物館カレッタ」・「日和佐城」・「千羽海崖」などがあります。また、「ひわさ散策絵地図」というパンフレットを基に、日和佐の街を巡ってみるのも良いでしょう。

「薬王寺」は、日和佐駅から歩いて9分ほどの所にあります。ご本尊様は薬師如来で厄除けのお寺さんになっていて、山門(仁王門)・本堂(内部は要申込み)・大師堂・鐘楼・瑜祇塔・絵馬堂・十王堂・地蔵堂・肺大師・厄坂、それに瑜祇塔の1階に展示された寺宝の「高野大師行伏図画」などを観覧できます。

「大浜海岸」は、日和佐駅から歩いて17分ほどの所にあり、「日和佐うみがめ博物館カレッタ」の見学も可能です。海岸は日本の渚百選にも選定された名高い浜辺で、博物館では世界のウミガメの剥製・亀の進化の過程の展示見学、ウミガメの学習などが出来る様になっています。

「日和佐城」は、日和佐駅から歩いて16分ほどの所にあります。室町時代の創建とされ、模擬天守内の展望室・展示室の見学ができる他、城周辺のテニスコート・遊歩道も利用でき、春には桜の名所にもなっています。

「千羽海崖」は、日和佐駅から歩くと1時間近くかかってしまいますが、日和佐城から始まる遊歩道や南阿波サンライン(徳島県道147号日和佐牟岐線)からその豪壮雄大な景観を一望できます。近くまで行くには、レンタサイクルを利用するのも良いかもしれません。

「ひわさ散策絵地図」には、日和佐の町が事細かく紹介されていて、これを片手に散策してみると楽しいと思います。道の駅の物産館内にある美波町観光協会で配布していますので、ぜひとも手に入れて、日和佐の観光を満喫してください。