Monthly archives: 8月 2017

【道の駅 鹿島】有明海で干潟体験ができるガタリンピックの地

「道の駅 鹿島」は、国道207号沿いの佐賀県鹿島市にあり、JR九州長崎本線の肥前七浦駅から歩いて5分ほどの所にあります。佐賀県では第1号の道の駅で、有明海で干潟体験ができる、「鹿島ガタリンピック」会場の地としても有名です。

有明海を背にした道の駅のエリアに入って行くと、右側には直売所「千菜市」・がたっこハウス・干潟展望館、左側には体育館・温水シャワー施設・干潟受付の施設が並んでいます。「干潟交流センター設置、体験型観光拠点」として重点道の駅に選定されたこの道の駅では、「日々進化(深化)する」をモットーとしているそうです。

直売所「千菜市」では、新鮮な旬の野菜と有明海の美味しい魚介類を取り揃えて、環境にやさしい栽培方法に取組み、健康に良い商品を提供することに全力を注家でいます。野菜と魚介類の直売と弁当・惣菜を作っている「むつごろう工房」と、手作りスイーツを作っている「菓子工房」の二つに大きく分けられます。

「むつごろう工房」では、1個60円のコロッケが一番人気で、他に日替わり弁当・おにぎらず・海苔ドレッシング・海苔まき・海苔コロバーガーなどが販売されています。天気が良い日には海岸に出て、おいしいお弁当を青空の下、干潟を眺めて堪能するのも良いでしょう。

「菓子工房」では、昔ながらの黒砂糖入りであまい「焼きだご」が年間通しての人気商品で、特製のシフォンケーキやデコポン・コーヒー・紅茶・お茶などもバリエーション豊かでお薦めです。

3月は大創業祭、4月は潟開き、7月は海の日フェア、9月は面浮立満喫ツアー、11月は大収穫祭と、季節ごとの催しもあり、楽しめることうけあいです。

「干潟展望館」では、有明海を一望することができ、無料で内部にある「ミニ水族館」の観覧や望遠鏡を使うこともできるのです。「ミニ水族館」の展示数は30種類くらいであり、珍しい有明海の生き物の姿を目の当たりにできます。

毎年初夏に行われる「鹿島ガタリンピック」は、道の駅に隣接する有明海の干潟が競技会場になっていて、あの愛らしいお魚「ムツゴロウ」の漁に使われる「ガタスキー(人の背丈くらいの木の板)」を使った干潟を滑る競技や、干潟に長く敷かれた板の上を自転車で渡る競技などが行われるものです。

この年1回の大会以外にも、4月中旬から10月の間は「ミニガタリンピック」として、予約制で体験することもできます。体験の内容は、ムツカケ(ムツゴロウ漁)実演見学・ガタスキー競争・ムツカケ疑似体験競争・潟上綱引き・潟フライ競争(干潟水泳?)などです。

また、一般の個人の場合は、土日祝日とゴールデンウィークに夏休みの間だけ、干潟体験コースが用意されています。有明海の干潟で泥んこにまみれて、何もかも忘れて楽しむのも良いでしょう。

道の駅を充分に満喫した後は、ちょっと落ち着いた感じで観光をしたいものです。国道207号を37分ほど北へ歩くと、「肥前浜宿」の「鹿島市浜庄津町浜金屋町伝統的建造物群保存地区」の入り口に辿り着きます。ここは「潮風そよぐ茅葺の町並み」と言われ、歴史的な港町の雰囲気を感じとれます。

更に浜川にかかる浜橋を渡っていくと、そこは「浜中町八本木宿伝統的建造物群保存地区」となっていて、酒造などの醸造業を中心に発展した町並みが続きます。居蔵造町家・土蔵造大型酒蔵・桟瓦葺真壁造町家・茅葺町家・武家住宅・洋風建築など、独特な風情の町並みを楽しめます。

帰りは一駅歩いてきているので、隣の肥前浜駅まで歩いて7分ほどしかかかりません。

【道の駅 やす】ヤシの木が海辺のレジャーゾーンを演出する

「道の駅 やす」は、国道55号沿いの高知県香南市夜須町千切にあり、土佐くろしお鉄道阿佐線(愛称:ごめん・なはり線)の夜須駅から歩いて3分ほどの所にあります。隣接する海水浴場「ヤ・シィパーク」のヤシの木が、海辺のレジャーゾーンを演出して、楽しい時間が流れていきます。

夜須駅のすぐ下には仲良しのご夫婦が経営する、「たこ焼き はかせ」という可愛いお店があります。道の駅に向かう前か帰りに寄ってみるのも良くて、すじキムチチャーハン・すじ入りたこ焼きなどがお薦めで、豆から挽いたコーヒーや手作りサンドイッチなども自慢のメニューになっています。

道の駅には、農産物直販所「やすらぎ市」・フルーツアイスバー&スイーツカフェ「mana mana(マナマナ)」・インド料理レストラン&カフェ「MASALA(マサラ)」・ラーメン「夜須製麺所」・のみもの アイス「野鳥」・「道の駅直売土産物ヤ・シィ店」・海山屋「一水」などがあります。

「やすらぎ市」では、季節毎に旬の物産を提供していて、夜須のフルーツトマト・エメラルドメロン・ルナビエナ スイカなどが、店舗の花となっています。ここの新鮮な素材は隣のカフェ「マナマナ」でも使われ、アイスキャンディ・カルツオーネ・キッシュなどに生まれ変わって、太平洋の眺めと共に来る人の癒しとなっているのです。

「マサラ」では、インド人が作るナンとカレーが一番人気で、食材には高知県産の魚・野菜・米などが使われ、ランチにもディナーにも充分な満足を得ることができます。異国の音楽が流れる中、ちょっとしたインド旅行の気分になれるかもしれません。

「道の駅直売土産物ヤ・シィ店」では、高知県のお土産品・地酒・お菓子・干物などの他、そこだけのオリジナル雑貨も販売されています。最も受けているのは、北海道産小豆とニッキの香りの「手結のお茶屋餅」で、「栄楽のあわび飯」・「伊勢屋のかまぼこ」・「鯨ジャーキー」・「龍馬のつぼ入り芋焼酎」なども人気です。

道の駅に隣接する海水浴場「ヤ・シィパーク」には、10種類の遊具がある「こども広場」・イベント会場にもなる開放的な「芝生広場」・五百mを越す長さの遊歩道「ボードウォーク」があり、高知の海で南国気分を味わうことができます。

もちろん海水浴場になっているので、7月上旬から8月下旬までは海水浴もできます。また、予約制の「ピクニックサイト」や「ビーチバレーコートもあるので、そこでは期間限定なくピクニックやビーチバレーを楽しむことも可能なのです。

この辺りで最も有名な観光スポットと言えば、何と言ってもCMにも採用された手結内港にある可動橋でしょう。道の駅や夜須駅から歩いても9分ほどしかかかりませんので、ぜひともみておくべきところです。

橋の通行可能時間は、午前が6時半~8時・9時~10時・11時~正午、午後では1時~2時半・3時~4時・5時~6時となっていて、この時間帯はそそり立った橋の勇姿を見ることはできません。橋が動いているところを見たいのであれば、この時間帯に可動時間も含まれていますので、そこを狙っていくのも良いでしょう。

【道の駅 源平の里むれ】源平屋島合戦の古戦場で瀬戸内海を望む

「道の駅 源平の里むれ」は、国道11号沿いの香川県高松市にあり、高松琴平電気鉄道(ことでん)志度線の房前駅から歩いて2分ほどの所にあります。源平屋島合戦の古戦場として有名な場所にあり、瀬戸内海を望む風光明媚な土地柄で、気軽に立ち寄ることのできる道の駅なのです。

国道から駐車場に入るとまず情報ステーション棟とトイレ棟があり、その後に特産品の展示販売と海鮮食堂「じゃこや」、それに地域情報コーナーがある物産館が立っています。そしてその隣には八角形をした「真念堂」という休憩所、道の駅を奥に入って行くと「高松市立房前公園」が隣接しているのです。

海鮮食堂「じゃこや」は香川県だけあって、かの有名なうどん屋さんのようにカウンタースタイルのセルフ式になっていて、先に好きな総菜を取っていって最後にお勘定をするという形です。慣れないと戸惑ってしまうかもしれませんが、瀬戸内海で獲れた旬のモノが満載で、ちょっと食べ過ぎになってしまうかもしれません。

「揚げ鯖の甘酢あんかけ」・「ポテトサラダ」・「カボチャと豆腐の香味ソース」・「地えびのかき揚げ」・「長芋のあげ煮」・「ガンモドキ」などの小鉢は百円から六百円くらいで、その日に取れた瀬戸内海産のお魚を始めとした地元のお母さんたちの料理が楽しめます。

メインのご飯では、千五百円くらいの「天丼 五剣山」・「海鮮ソースかつ丼」、大・並・小で六~八百円くらいの「はまちのづけ丼」、大・小で二~三百円くらいの「かきめし」・「たこ飯」などがあります。

物産館の特産品コーナーでは「源平やさい市」と銘打って、地元農家の新鮮野菜と果物が販売されています。毎日収穫される朝採れ野菜や、ちょっと変わった品々はお土産にもなることでしょう。

またこの特産品コーナーには香川県を始め四国各地の特産品が勢ぞろいし、来客の要望を満足させています。売れ筋ベスト3の「日の出うどん」・「ベビー母惠夢 秋栗」・「ぶどう饅頭鳴門金時」始め、さぬきうどん・銘菓・酒類・伝統工芸品などをお土産にしてください。

道の駅に隣接した「高松市立房前公園」には、展望台・彫刻作品展示・芝生広場などがあり、ひとときの癒しの空間となっています。また、2000年8月まで実際に使われていた「ことでん」の3000形335号が上屋とプラットホーム付きで展示されていて、車内に入ることもできますので、鉄道ファンならずともうれしくなるのです。

道の駅の前の国道を挟んだ正面には、源義経が戦勝祈願で社殿で夜を明かしたとも伝わる幡羅八幡神社があります。この地が源平合戦の舞台になった証の場所であり、立派な拝殿と本殿の他、春日社・金比羅社・龍宮社・恵美須社があり、見ごたえは充分です。

房前駅から海の方へ5分ほど歩いていくと、「房前の鼻」という景勝地が現われます。志度湾に沿って志度線が急カーブで通っている光景は、「ことでん」撮影の名所として人気があり、一級品の観光地と言えるでしょう。

房前駅の隣の塩屋駅までは道のりで700mもなく、歩いても8分ほどしかかからない近くです。その塩屋駅から4分ほど歩いたところに、見所スポットとして「ジョージ ナカジマ記念館」があるのです。

ここでは日系アメリカ人家具デザイナーのジョージ・ナカジマ氏の60点にも及ぶ作品、彼の生い立ちを知ることができる写真や手紙などを鑑賞することができます。入館料五百円は、聖パウロ教会の椅子・第1回小田急ハルクの展覧会の出品作などの美しさに出会える価値に、充分に答えていると思います。

【道の駅 たけはら】自然と古都の香り豊かな歴史の町で憩う

「道の駅 たけはら」は、国道185号沿いの広島県竹原市本町にあり、JR西日本呉線の竹原駅から歩いて8分ほどの所にあります。瀬戸内海に面した自然と、江戸時代の風情が残る古都の香り豊かな歴史の町で、北前船と往来する人々で賑わったなつかしい昔を思って、憩いの時間を過ごせます。

道の駅の外観は、竹原の町並み保存地区に合わせて、「竹原格子」・「虫籠窓」・「白漆喰」などを取り入れたデザインになっていて、町の景観にピッタリとマッチしたものになっています。加えて、機能性・開放感なども重視して、現代的で採光性の高い施設・設備を実現しているのです。

1階には売店・レストラン・道路情報提供スペース・休憩スペースなど、2階には地域交流スペース・観光情報コーナーなどがあります。この道の駅は防災拠点にも位置づけられていて、自家発電設備・単独の受水槽も保有し、災害時の電気・水の供給停止にも対応できるという安心エリアとなっています。

売店には竹原ならではの食材や、それを使った特産品が豊富に品揃えされています。お土産には、清酒竹鶴純米吟醸・誠鏡まぼろし赤箱・龍勢純米大吟醸・竹姫・がんぼうなどのお酒、酒粕ジェラート・塩バニラ・ぶどうジェラートなどのアイス類、かきカレー・たこめしの素・久太郎饅頭・瀬戸のはこにわ最中などがあります。

レストランでは、期間限定の「ひなめぐりランチ」・限定10食の「うさちゃんカレー」・お魚かお肉メインの「ランチ・竹の里コース」・魚と肉共に味わえる「キャンベルコース」・「地元牧場峠下牛のステーキランチ」などから、お好きなものを選ぶことができます。

道の駅から2分ほども歩けば、「本通り」の入り口にあたる「旧笠井邸」の前に行けます。この邸宅は明治5年に建てられた浜旦那(塩田経営者)の家で、本瓦葺の大屋根・袖壁・2階の梁が見事な建築物です。

本通りを進むと、右手にニッカウヰスキー創業者・竹鶴政孝の生家である「竹鶴酒造」、左手に製塩業や問屋業を営なんだ浜旦那の「松阪邸」があり、更に進むと「竹原町並み保存センター」や「竹原市歴史民俗資料館」があります。江戸中期から明治にかけての町屋が並ぶ街路を行くと、悠久の歴史をひしと感じることができます。

「竹原町並み保存センター」では町の歴史と町並みをDVDで紹介していて、町並み保存地区の中心地で休憩と学習の場となっています。また、「竹原市歴史民俗資料館」では町の先人たち生活と心を学べる、文化・歴史・民俗・塩業・産業などに関する資料を見ることができるのです。

他にも、「大小路」・「板屋小路」・「中ノ小路」などたくさんの小路があり、国の重要文化財になっている「春風館頼家住宅」・「復古館頼家住宅」・「照蓮寺銅鐘」、県史跡の「頼惟清旧宅」・「唐崎常陸介之墓」・「礒宮八幡神社忠孝岩」などを見ることができるのです。

「照蓮寺」は小早川氏の学問所として使われた所で、ここの銅鐘は、大明帝国の征服を目指した天下人・豊臣秀吉が朝鮮半島を攻撃した、文禄・慶長の役の時、小早川隆景が持ち帰ったものだそうです。

【道の駅 阿蘇】のどかな里山に広がる田園空間を感じられるトコロ

「道の駅 阿蘇」は、国道57号沿いの熊本県阿蘇市にあり、JR九州豊肥本線(愛称:阿蘇高原線)の阿蘇駅から歩いて1分ほどの所にあります。道の駅の正面には阿蘇五岳(高岳・中岳・根子岳・烏帽子岳・杵島岳)の勇姿が広がり、のどかな里山に広がる田園空間を感じられる場所となっています。

なお、阿蘇駅以西の熊本駅方面は、震災の影響が残っているため、大分県側からアクセスする必要があります。最新の情報を元に、旅のプランを練る必要があります。

さて、阿蘇ジオパークの拠点施設になっているこの道の駅には、正面に世界ジオパークの看板が立てられ、外国人案内所としての機能も充実しています。この案内所には英語担当者はもちろんのこと、中国語・フランス語の担当者もいるのです。

施設内の物産店では、季節の野菜と果物・精肉・乳製品・スイーツ・手作り弁当などの阿蘇特産品が溢れています。特に地元「阿蘇あか牛」のハムやソーセージといった畜産加工品、「特選あか牛種」の弁当はお薦めの逸品と言えるでしょう。

道の駅のメインの施設「ASO田園空間博物館総合案内所」の中には、48畳もの広さを持つ休憩室が完備され、閉館や研修利用時以外は誰でも自由に使うことができます。入口の障子戸と板張りの床、木のテーブルと座布団という光景が、ひと時の休息を与えてくれること間違いなしです。

また、この案内所に並んで、24時間利用できる手洗い場があります。ここの水は阿蘇からの恵みによるもので、飲むことも可能で、乾いた喉を潤して一発でリフレッシュすることができそうです。

案内所では、阿蘇山上・内牧温泉・阿蘇神社・坂梨宿場町・北外輪山・波野高原・赤水温泉などの観光案内の他、地元だけの耳寄り情報や、地域づくりの取組み「ASO田園空間博物館」についての情報も教えてくれます。

阿蘇駅から少し遠くになりますが、24分ほども歩いていくと、阿蘇カドリードミニオンという動物エンターテインメントパークがあります。広い敷地に百種類以上の動物たちが暮らし、クマの「ベアバレー」・「こぐま広場」、チンパンジーのパン君の娘プリンちゃん出演の「みやざわ劇場」、新空間「カドリーワンダーパーク」などで楽しめます。

がっつりとした自然体験が希望の方には、阿蘇駅から徒歩16分ほどにある公共の宿「阿蘇ユースホステル」を拠点とした、世界一のカルデラの阿蘇山観光が良いでしょう。三合目キャンプ場・米塚(こめづか)・杵島岳(きしまだけ)などを、1日ゆっくりと歩いて楽しむことができます。

三合目キャンプ場へは宿から歩いて25分ほど、早朝には雲海を拝むこともでき、リンドウがたくさん咲いている光景は素敵です。また、米塚コースは宿から歩いて50分ほど、火山の跡の斜面を目の当たりにできる醍醐味が味わえます。

杵島岳へは阿蘇駅からも出ているバスを使うと、35分ほどで草千里阿蘇火山博物館前というバス停に行けます。ここが杵島岳の登山口に近いので、阿蘇山の雰囲気を感じることができます。

もっとしっかり阿蘇山を満喫したければ、更にバスに乗って山頂ロープウェーの阿蘇山西駅まで行き、ロープウェーで山頂まで行くという選択肢もあります。充分に阿蘇山の絶景を楽しんだ後は、あえて遊歩道を使って下山するのも良いでしょう。

【道の駅 あ・ら・伊達な道の駅】伊達政宗の城があった町の駅前施設

「道の駅 あ・ら・伊達な道の駅」は、国道47号沿いの宮城県大崎市岩出山池月にあり、JR東日本陸羽東線(愛称:奥の細道湯けむりライン)の池月駅から歩いて2分ほどで行ける所にあります。大崎市に合併する前の岩出山町に伊達政宗の岩出山城があったことから、この町の駅前施設の名前となったのです。

道の駅の主な施設として、ロイズコーナー・農産物直売所・レストラン・コンビニ・ファストフード・米工房・パン工房・ふむ風夢・屋外販売・田楽小舎などがあります。

大崎市岩出山(旧岩出山町)は、岩出山伊達氏当主の伊達邦直が開拓した北海道の当別町と姉妹都市ということもあって、北海道に直営店を持つお菓子の会社ロイズコンフェクトの商品は豊富に扱えるのです。この道の駅のロイズコーナーでは、北海道を身近に感じることができます。

ロイズコーナーでの定番は何と言っても生チョコですが、クッキーやポテトチップスなど、おいしいお菓子が満載です。この他に、チョコのパック・ハンドクリーム・フェイスクリーム・ボディミルクと、目新しいスキンケア商品も気になる所でしょうか。

農産物直売所には、地元岩出山の味と技がギッシリと詰まっています。品ぞろえは、季節の野菜・お漬物・味噌漬け・凍み豆腐・味噌・しそ巻き・焼き南蛮・しの竹細工などの地元商品に加え、北海道当別町の野菜と、やはり姉妹都市の愛媛県宇和島の柑橘類なども販売されています。

レストランは40種類ものメニューから選べる、千円のバイキングになっていて、旬の野菜と地元食材の美味しさを満喫できます。一番人気は季節ごとに変化する定番のカレーで、辛いのが苦手な人にはハヤシライスもあり、豊富なお惣菜も侮れません。

コンビニというと、どこにでもあるような決まりきった商品を思い浮かべるかもしれませんが、ここのお店はちょっと違います。岩出山の歴史文化と宮城の新しい魅力を発見できる、地酒・地発泡酒・お菓子・笹蒲鉾・牛たん・ずんだ餅・有機米・復興支援商品などを揃え、姉妹都市の商品も手に入れられるのです。

お急ぎの方にはファストフードとして、「伊達な和風ラーメン」・「かき揚げ納豆そば」・「みそラーメン」などがお薦めで、米工房では岩出山のお米、パン工房では60種類以上のパンを販売しています。

他にも、ふむ風夢では地元の人たちの趣味の逸品が、屋外では「伊達なソフトクリーム」・「焼き立てのスペアリブ」・「フランクフルト」など、田舎小舎では「ふらんす風ぬりかべこんにゃく」・「油揚げ焼き」などが販売されています。

池月駅から徒歩15分ほどの上宮根岸前地内にある「矢木のカヤ」は、樹齢830年の霞桜が着生したカヤ(イチイ科の常緑針葉樹)の大木です。周りにあるソメイヨシノよりも遅く花を咲かせ、珍しい風景を形作り、大崎市の天然記念物になっています。

池月駅から徒歩18分ほどの上一栗岩下に、「厳上山 如来寺」があります。このお寺は、伊達政宗が父のように敬っていた師の瑞巌寺・虎哉禅師が再建したとされ、事前に申し込みをすれば、京都六角堂主源内善応の作の御本尊・阿弥陀如来像を見ることができます。

もっと岩出山の伊達政宗や歴史関連の観光をしたい場合には、池月駅から2駅目の有備館駅か、3駅目の岩出山駅まで足を延ばすと良いでしょう。その周辺には、「旧有備館及び庭園」・「岩出山城跡」・「座散乱木遺跡」・「戸田浦ポケットパーク」・「実相寺」・「祥光寺」・「八幡神社」などがあります。

【道の駅 古今伝授の里やまと】足湯・朝市・郷土料理店・温泉施設等々

「道の駅 古今伝授の里やまと」は、岐阜県道317号大間見白鳥線沿いの岐阜県郡上市大和町剣にあり、長良川鉄道越美南線の郡上大和駅から徒歩9分ほどの所にあります。観光案内や物産品販売はもちろん、無料の足湯・朝市・郷土料理店・レストラン・隣接する温泉施設等々、多彩な施設が盛りだくさんなのです。

この道の駅は、大きく「くつろぎ広場」と「やまと温泉やすらぎ館」の二つから構成されています。

「くつろぎ広場」には、花・緑・風・水の香る美を満たす創造空間として、「花の交流館 ゆきばたつばき」があります。他に、無料の足湯・「小昼処 かにはさくら」・「四季食彩レストランおがたま」・「麺処 なつつばき」・「おふくろの味 あぐり」・物産販売所「湯多花の市」・手作りパンの店などがあるのです。

「花の交流館 ゆきばたつばき」では、様々なグループや団体が交流を深め、美しい花々に出会える場が広がっています。「ゆきばたつばき」というのは、大間見自生のつばきのことで、その保護を願って交流館の名称とされたのです。

無料の足湯は、四季折々の草花・樹木・池・小川などを楽しめるミニ公園の中庭広場にあり、ひと時の安らぎを与えてくれる場所となっています。

「小昼処 かにはさくら」では、鮎の塩焼き・ラーメン・椀物などの当地独特の料理を堪能できます。「小昼」とは朝食と昼食、或いは昼食と夕食の間の軽食のことで、「かにはさくら」は古今集から採られた言葉です。

「四季食彩レストランおがたま」では、軽食ではなくもっとじっくり食事ができます。緑・風・光をいっぱいに取り入れた、木のぬくもりに満ちたオープンフロアで、シェフのこだわりの逸品に触れてみましょう。

また、「麺処 なつつばき」でケヤキ造りのテーブルでコシある温かいうどん・そばを食べたり、「おふくろの味 あぐり」で昔懐かしい味の麦とろ・朴葉みそ・五平餅などを食べるのも良いのではないでしょうか。

物産販売所「湯多花の市」では奥美濃と奥飛騨の名産品が販売されており、手作りパンの店では焼きたてパンや、郡上の新鮮な牛乳から作られたヨーグルトとオリジナルのアイスクリームを食べることもできます。

お腹も満たしてお土産も手に入ったら、足湯では満足できないという人のために、別棟になっている「やまと温泉やすらぎ館」があります。寝殿造りを現代風に造り直した新和風建築の施設で、ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉に浸かって、神経痛・筋肉痛・慢性消化器病などの効能を堪能しましょう。

雄大な滝を楽しめる「あやめぐさ」・滑り台風のスベリン浴槽がある「後朝の恋」の二つの露天風呂は、週替わりで男女入れ替わりとなっていて、どちらにも「アイテム浴槽」というジェット噴流でマッサージできるお風呂があります。他に、レストランコーナーと無料休憩室「ちとせの間」があり、ゆったりとした時間が過ごせます。

道の駅から県道317号を5分ほど北上すると、右手に小さな橋がありその手前に「美濃・松尾城」を示す標柱が立っています。その先は城山になっていて、案内板・曲輪・石碑などを見つけられるでしょう。

また、郡上大和駅に戻ると、駅裏には長良川が流れていますので、その両岸を散策するのも良いですし、駅から1分ほどの所にある料理旅館「彦河屋」で1泊してみるのも良案です。

この宿の見所は、昭和の初めころから飼っているオオサンショウウオで、料理旅館というだけあって、春の山菜・あまご・冬はしし鍋と季節ごとに美味しい料理が堪能できるのです。

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【道の駅 のだ】淡い紫色の”小豆砂”が綺麗な海岸近くの物産館

「道の駅 のだ(愛称:観光物産館ぱあぷる)」は、国道45号沿いの岩手県九戸郡野田村にあり、三陸鉄道北リアス線の陸中野田駅(愛称:ソルトロード)に併設されています。愛称に用いられている「ぱあぷる」は、野田村の美しい景勝地を表わしていて、淡い紫色の”小豆砂”が綺麗な海岸が近くにあるのです。

この道の駅は、鉄道駅・村営と市民バスの駅・観光物産館・産直施設を併せ持ったものになっていて、観光物産館ぱあぷる・レストランぱあぷる・産直ぱあぷる・ソフトクリーム販売所・陸中野田駅などから構成されています。鉄道駅と道の駅がタッグを組んだような、最強の観光施設なのです。

道の駅の本体部分である観光物産館ぱあぷるでは、野田村特産の自然塩「薪窯直煮製法のだ塩」・のだ塩ラーメン・山葡萄原液『森のぱあぷる』が人気ベスト3となっています。他にも、銘菓・地酒・のだ焼・マリンローズの宝飾品・村のキャラクター「のんちゃん」グッズと、その販売品は多彩です。

レストランぱあぷるの人気メニューは、ウニ・ホタテ・つぶ・ワカメなどを入れたぱぁぷるラーメン、物産館で販売されている野田塩ラーメン、ウニとホタテを玉子とじにした磯重の3品です。他にも定番のお薦めメニューの焼肉定食や日曜限定の手打ち蕎麦セットなど、農家レストラン独自のメニューを楽しめます。

産直ぱあぷるでは、そこでしか手に入らないような、生鮮野菜・農林水産加工品・豆腐・漬物・味噌・手芸品・惣菜など販売されています。ここでの人気ベスト3は、どんぐり(方言でしだみ)を使ったしだみ団子・野田村産のイワシを使った煮干し・贈答品にもなる干し椎茸です。

ソフトクリーム販売所はテイクアウトコーナーになっていて、村特産の天然塩を隠し味にした『のだ塩ソフト』はもちろん人気なのですが、店イチオシのホタテ弁当や冬期間メニューの福来豚肉まんなどもお薦めです。

陸中野田駅は道の駅との連携もあって、東北の駅百選に選ばれています。愛称のソルトロードは、江戸時代に野田の海水から作られた塩が盛岡などに運ばれていた「塩の道」に由来し、国道から駅に入る正面には塩を背負った牛を引く人の像があります。

駅から6分ほど歩いたところには、愛宕参道大鳥居があります。平成13年に作られたこの鳥居は、野田村の新たなシンボルになっていて、この参道広場では毎月6日と26日に「参道市」、16日には「16日市」が行われるのです。

道の駅の愛称に使われている「ぱあぷる」の元になっている”小豆砂”の広がる「十府ヶ浦海岸」は、車で2分、歩いても16分ほどの所にあります。震災後は堤防工事が行われていて、一部立入制限がありますが、いずれ新しい鉄道駅もできるようで、また美しい景色を堪能できるようになりそうです。

駅から20分ほど歩いた所に野田港があり、古第三紀凝灰岩の断崖を見ることができます。これは「大唐の倉」と呼ばれる縞模様のきれいな地層で、平清盛の嫡男・重盛の二人の子息と宋(中国の旧王朝)の高僧・珊光国師が乗った船が漂着したことから、唐(中国の旧王朝)と倉(くら:断崖のこと)が名称に使われたのです。

【道の駅 ふたみ】美しい夕陽が瀬戸内の砂浜に映える町のオアシス

「道の駅 ふたみ」は、国道378号(愛称:夕やけこやけライン)沿いの愛媛県伊予市双海町にあり、JR四国予讃線の伊予上灘駅から徒歩2分で行くことができます。美しい夕陽が瀬戸内の砂浜に映え、若者や家族連れで賑わう双海町のオアシスとも言えるところです。

駅の施設として、レストラン「夕浜館」・特産品販売所「ふたみんC」・オリジナル放送局「夕やけこやけステーション」・イベント広場などがあります。また、数百メートルにも及ぶ長い緩やかな砂浜が広がる、「ふたみシーサイド公園」も併設されています。

ここでは、1月「シーサイド初春水仙花まつり」・2月「節分豆まき」・3月「しおかぜウォーク 菜の花大会」・4月「オレンジデー」・6月「ふたみの海開き」・7月「ふたみの夏祭り」か「下灘みなと祭り」・8月「伊予市トライアスロン大会inふたみ」・12月「シーサイド・ロマンチック・クリスマス」などのイベントが行われます。

レストラン「夕浜館」では、鯛のお刺身の鯛めしにタレをかけた宇和島鯛めし風の「夕日丼」・平日だけの「夕浜セット」・夏季限定の「さつま汁定食」・冬季限定の「カキフライ定食」などがお薦めです。あとはちょっと小腹を満たすには、上灘漁協女性部の「じゃこ天」・「鯛ちくわ」・「たこやき」なども外せないところでしょう。

特産品販売所「ふたみんC」では、きれいな瀬戸内でとれた鮮魚・海産物やその加工品、温暖な気候で育ったミカンなどの特産品、お菓子・工芸品などが展示・販売されていて、お土産を選ぶには少し迷ってしまうかもしれません。

オリジナル放送局「夕やけこやけステーション」は、7~8月の土日限定で開催されているものですが、その放送内容は一般のラジオ放送なみで、双海町の魅力を充分に伝えているのです。1996年から始められたものですが、今ではすっかり夏の風物詩となっています。

「ふたみシーサイド公園」は、「日本の夕陽百選」にも選ばれている海浜公園で、伊予灘に面した立地条件によって、海に沈む夕日をとても美しくみることができるのです。公園内の「恋人岬」が選ばれたスポットで、この場所は「恋人の聖地」としても認定されています。

他に、「夕日のモニュメント」・「夕日の観覧席」・「願い石」・「幸福の鐘」などもあり、カップルにとってはロケーション抜群のスポットとして人気があります。クリスマスシーズンにはライトアップもあり、更にカップルのテンションは上がることでしょう。

砂浜の後方に設けられた観覧用デッキから夕日を眺めたり、夏の海水浴や花火大会を楽しむこともできます。また、砂浜はパラグライダーの着地点にもなっていて、雄大な空の散歩を終えたライダーたちの勇姿を見ることもできるのです。

道の駅他の双海町の観光としては、伊予上灘駅から徒歩10分の所にある「八景山展望台」、徒歩9分ほどの奈良時代創建の「三島神社」などがあります。

「八景山展望台」からは、伊予灘の海原と山並みを始めとした心洗われるような眺望を、360度に渡って見ることができるのです。「三島神社」もまた、伊予灘を眺望できる小高い山の上にあり、狛犬ならぬ狛亀で守られた神域では、とても厳かな気持ちになるのです。

ちなみに、道の駅の最寄になっている鉄道駅「伊予上灘駅」も、ちょっとした観光地となっています。ここには、土日の昼限定で雌犬リセが駅長、雌猫トラが副駅長として勤務しており、観光客に愛らしい姿を披露しています。

【道の駅 藤川宿】東海道を行き交う人々に400年潤いを与えた場所

「道の駅 藤川宿」は、国道1号(ほぼ旧東海道)沿いの愛知県岡崎市藤川町東沖田にあり、名古屋鉄道名古屋本線の藤川駅から徒歩1分で行くことができます。東海道を行き交う人々に400年に渡って潤いを与えた宿場町にあるのです。

駅本体建屋内には、コンシェルジュ(案内スタッフ)のいる「きらり岡崎コーナー」・産直コーナー・軽食コーナー・コンビニ「ミニストップ」があり、産直コーナーの前はイベントスペース、建屋に隣接してトイレが設置されています。

この駅では、初めに徳川家康公の石像が出迎えてくれて、キャッチフレーズの「家康公のふるさと、”岡崎”のすべてがわかる道の駅」を表わしているのです。「きらり岡崎コーナー」で、岡崎の観光スポットや特産品などの情報をゲットしましょう。

産直コーナーでは野菜・果物・精肉・卵・加工品などの地物が販売され、野菜などは軽食コーナーで食べることもできます。地物は地産地消はもちろんのこと、遠来の人々を通じて日本各地に発信されているのです。

軽食コーナーでイチオシのメニューは、春なら旬野菜をトッピングした「春野菜カレー」、夏なら山芋・オクラ・メカブでスタミナたっぷりの「ねばねば丼」、秋なら岡崎おうはんの玉子とじにした「5種のきのこ丼」、冬なら甘辛八丁味噌だれの「どて丼」です。他にも、「むらさき麦とろ御飯」や「開運 家康御幣」などがあります。

道の駅を充分に楽しんだ後は、少し街歩きをしてみると良いでしょう。

まずは名鉄の線路を超えて県道327号に出て北西に進み、途中県道を外れて二股道を右へ、再び名鉄の線路を超えるのです。するとそこも二股に別れていて、右側には「藤川の松並木」が続いています。

この並木道は1kmほどもの長さに渡ってクロマツが並び、400年以前から旅人を潤し続けてきた雰囲気を感じさせてくれるのです。昭和38年には、岡崎市の天然記念物にも指定されているところです。

松並木を見た後は来た道を戻りながら、「吉良道 道標・境松」・「吉良分岐点の観音様」を見学しましょう。道標・境松から吉良道方面へは、その昔は三河湾沿岸の海産物が運ばれたと言い、昔の賑わいぶりが思い浮かびます。

更に県道327号を南東に進み、「麦殻の葺屋根」・「一里塚跡」・「芭蕉句碑」・「十王堂」・「西棒鼻」も見ることができます。この西棒鼻は、旧東海道五十三次37番目の藤川宿の西側の入り口になります。

宿場の区域に入って更に東へ進むと、「関山神社常夜燈」・「藤川宿資料館(脇本陣跡)」・「本陣跡」・「銭屋」・「米屋」・「旅籠つる屋跡」・「問屋場跡」などの宿場町の趣を今に伝える史跡に出会えます。資料館は無料、月曜と年末年始はお休みですが、9時から17時まで藤川の歴史に触れることができます。

少し間をおいて古民家を利用した「しまうまカフェ」で一服するのも良し、ずんずん進み国道1号そばの曲がり角・曲手(かねんて)を曲がり、一気に宿場の東側の入り口「東棒鼻」まで行っても良いでしょう。宿場の長さ(西棒鼻から東棒鼻まで)は、歩いても14分くらいと短いものですが、充分に400年の歴史を堪能できることでしょう。

宿場町を楽しんだ後は、名鉄の線路沿いを藤川駅の方に戻る道の散策がお薦めです。宿場の通りとはまた違って、広い空と田畑・古い石積みを眺めながら、ゆっくりと心を潤してください。