【道の駅 インフォメーションセンターかわもと】石見の情報を大発信

「道の駅 インフォメーションセンターかわもと」は、国道261号沿いの島根県邑智郡川本町にあり、JR西日本三江線(愛称:江の川鉄道)の因原(いんばら)駅から歩いて2分ほどの所にあります。島根と石見銀山観光の出入り口になっていて、その情報を大発信しているのです。

道の駅の構成は、レストラン「いんふぉ」・物産館・体験施設工房「手紡ぎダカーポ」・休憩所・因原農村公園・情報コーナーなどとなっています。

「いんふぉ」では、ボリューム満点のメニューを取り揃え、お値段もそれほど高くはありません。ヒレカツ定食・海鮮丼・豚生姜焼丼(石見ポーク使用)を始め、定食では川本コロッケ・鶏唐揚げ・海老フライ・和風ハンバーグなど、丼物では親子・玉子・カツ・石見和牛焼き肉・ジャンボかき揚げなど、他にうどん・そば・パスタなど多彩です。

物産館では、川の珍味・山の恵み・お菓子・お土産・手づくり品などが販売されています。川の珍味ではうるか・甘露煮・一夜干し・冷凍鮎・焼鮎、山の恵みではえごまドレッシング・野生イノシシ肉、お菓子・お土産ではひまわり煎餅・ゆず羊羹・島根と石見銀山のお土産、手づくり品では手紡ぎ羊毛・莫グッズなどがあります。

「手紡ぎダカーポ」では、川本町内産の羊毛を一本一本丁寧に紡いでいって、いろいろな作品を編み上げるものです。要予約の「ニードルフェルティング」を始め、羊毛から糸を紡ぐ「手紡ぎ体験」・フェルトを作る「フェルト体験」・穴あきセーターを羊毛で手直しする「セーターリメイク体験」などを楽しめます。

道の駅と鉄道駅の近くの観光地としては、世界遺産の「石見銀山」・「温泉津温泉」・「湯谷温泉」・「長江寺」などがあります。

「石見銀山」は、因原駅からだとかなり遠く、JR三江線を7駅、JR山陰本線を9駅乗り継いで行かなければなりません。その後、大田市駅から石見交通バスで世界遺産センターバス停まで33分かかります。

「温泉津温泉」は、「石見銀山」よりは少し近く、JR三江線7駅・JR山陰本線3駅行った温泉津駅から、バスで5分ほどで行くことができます。開湯千三百年前と伝わる、石見銀山の積出港として栄えた宿場町の温泉は、映画の寅さんの舞台にもなっていて情緒たっぷりです。

「湯谷温泉」は、「温泉津温泉」に比べるととても近くにあり、隣の鉄道駅・石見川本駅からバスで15分ほどで行くことができます。ここにある日帰り入浴施設「弥山荘」の”天然炭酸塩泉”で体を芯から温めた後は、そこで食事を摂るも良し、周辺をぶらりと散策してみるのも良いでしょう。

「長江寺」は、「湯谷温泉」と同じく石見川本駅からアクセスすることができ、駅からタクシーで10分ほど行くと、創建14世紀とされる石見観音霊場第10番の寺院の山門に辿り着きます。その始まりは、石見銀山を攻めた小笠原氏が、戦いで傷ついた武士たちのために作った出城「弥山荘」だと言います。

基本的に因原駅のすぐ近くには、これといった観光スポットは見当りません。一番近場の観光地は隣の石見川本駅となりますが、鉄道で簡単に行かずに、46分ほどかけて江の川と三江線に沿った道を散策して行くのも良いかもしれません。