「道の駅 鹿島」は、国道207号沿いの佐賀県鹿島市にあり、JR九州長崎本線の肥前七浦駅から歩いて5分ほどの所にあります。佐賀県では第1号の道の駅で、有明海で干潟体験ができる、「鹿島ガタリンピック」会場の地としても有名です。

有明海を背にした道の駅のエリアに入って行くと、右側には直売所「千菜市」・がたっこハウス・干潟展望館、左側には体育館・温水シャワー施設・干潟受付の施設が並んでいます。「干潟交流センター設置、体験型観光拠点」として重点道の駅に選定されたこの道の駅では、「日々進化(深化)する」をモットーとしているそうです。

直売所「千菜市」では、新鮮な旬の野菜と有明海の美味しい魚介類を取り揃えて、環境にやさしい栽培方法に取組み、健康に良い商品を提供することに全力を注家でいます。野菜と魚介類の直売と弁当・惣菜を作っている「むつごろう工房」と、手作りスイーツを作っている「菓子工房」の二つに大きく分けられます。

「むつごろう工房」では、1個60円のコロッケが一番人気で、他に日替わり弁当・おにぎらず・海苔ドレッシング・海苔まき・海苔コロバーガーなどが販売されています。天気が良い日には海岸に出て、おいしいお弁当を青空の下、干潟を眺めて堪能するのも良いでしょう。

「菓子工房」では、昔ながらの黒砂糖入りであまい「焼きだご」が年間通しての人気商品で、特製のシフォンケーキやデコポン・コーヒー・紅茶・お茶などもバリエーション豊かでお薦めです。

3月は大創業祭、4月は潟開き、7月は海の日フェア、9月は面浮立満喫ツアー、11月は大収穫祭と、季節ごとの催しもあり、楽しめることうけあいです。

「干潟展望館」では、有明海を一望することができ、無料で内部にある「ミニ水族館」の観覧や望遠鏡を使うこともできるのです。「ミニ水族館」の展示数は30種類くらいであり、珍しい有明海の生き物の姿を目の当たりにできます。

毎年初夏に行われる「鹿島ガタリンピック」は、道の駅に隣接する有明海の干潟が競技会場になっていて、あの愛らしいお魚「ムツゴロウ」の漁に使われる「ガタスキー(人の背丈くらいの木の板)」を使った干潟を滑る競技や、干潟に長く敷かれた板の上を自転車で渡る競技などが行われるものです。

この年1回の大会以外にも、4月中旬から10月の間は「ミニガタリンピック」として、予約制で体験することもできます。体験の内容は、ムツカケ(ムツゴロウ漁)実演見学・ガタスキー競争・ムツカケ疑似体験競争・潟上綱引き・潟フライ競争(干潟水泳?)などです。

また、一般の個人の場合は、土日祝日とゴールデンウィークに夏休みの間だけ、干潟体験コースが用意されています。有明海の干潟で泥んこにまみれて、何もかも忘れて楽しむのも良いでしょう。

道の駅を充分に満喫した後は、ちょっと落ち着いた感じで観光をしたいものです。国道207号を37分ほど北へ歩くと、「肥前浜宿」の「鹿島市浜庄津町浜金屋町伝統的建造物群保存地区」の入り口に辿り着きます。ここは「潮風そよぐ茅葺の町並み」と言われ、歴史的な港町の雰囲気を感じとれます。

更に浜川にかかる浜橋を渡っていくと、そこは「浜中町八本木宿伝統的建造物群保存地区」となっていて、酒造などの醸造業を中心に発展した町並みが続きます。居蔵造町家・土蔵造大型酒蔵・桟瓦葺真壁造町家・茅葺町家・武家住宅・洋風建築など、独特な風情の町並みを楽しめます。

帰りは一駅歩いてきているので、隣の肥前浜駅まで歩いて7分ほどしかかかりません。