「道の駅 阿蘇」は、国道57号沿いの熊本県阿蘇市にあり、JR九州豊肥本線(愛称:阿蘇高原線)の阿蘇駅から歩いて1分ほどの所にあります。道の駅の正面には阿蘇五岳(高岳・中岳・根子岳・烏帽子岳・杵島岳)の勇姿が広がり、のどかな里山に広がる田園空間を感じられる場所となっています。

なお、阿蘇駅以西の熊本駅方面は、震災の影響が残っているため、大分県側からアクセスする必要があります。最新の情報を元に、旅のプランを練る必要があります。

さて、阿蘇ジオパークの拠点施設になっているこの道の駅には、正面に世界ジオパークの看板が立てられ、外国人案内所としての機能も充実しています。この案内所には英語担当者はもちろんのこと、中国語・フランス語の担当者もいるのです。

施設内の物産店では、季節の野菜と果物・精肉・乳製品・スイーツ・手作り弁当などの阿蘇特産品が溢れています。特に地元「阿蘇あか牛」のハムやソーセージといった畜産加工品、「特選あか牛種」の弁当はお薦めの逸品と言えるでしょう。

道の駅のメインの施設「ASO田園空間博物館総合案内所」の中には、48畳もの広さを持つ休憩室が完備され、閉館や研修利用時以外は誰でも自由に使うことができます。入口の障子戸と板張りの床、木のテーブルと座布団という光景が、ひと時の休息を与えてくれること間違いなしです。

また、この案内所に並んで、24時間利用できる手洗い場があります。ここの水は阿蘇からの恵みによるもので、飲むことも可能で、乾いた喉を潤して一発でリフレッシュすることができそうです。

案内所では、阿蘇山上・内牧温泉・阿蘇神社・坂梨宿場町・北外輪山・波野高原・赤水温泉などの観光案内の他、地元だけの耳寄り情報や、地域づくりの取組み「ASO田園空間博物館」についての情報も教えてくれます。

阿蘇駅から少し遠くになりますが、24分ほども歩いていくと、阿蘇カドリードミニオンという動物エンターテインメントパークがあります。広い敷地に百種類以上の動物たちが暮らし、クマの「ベアバレー」・「こぐま広場」、チンパンジーのパン君の娘プリンちゃん出演の「みやざわ劇場」、新空間「カドリーワンダーパーク」などで楽しめます。

がっつりとした自然体験が希望の方には、阿蘇駅から徒歩16分ほどにある公共の宿「阿蘇ユースホステル」を拠点とした、世界一のカルデラの阿蘇山観光が良いでしょう。三合目キャンプ場・米塚(こめづか)・杵島岳(きしまだけ)などを、1日ゆっくりと歩いて楽しむことができます。

三合目キャンプ場へは宿から歩いて25分ほど、早朝には雲海を拝むこともでき、リンドウがたくさん咲いている光景は素敵です。また、米塚コースは宿から歩いて50分ほど、火山の跡の斜面を目の当たりにできる醍醐味が味わえます。

杵島岳へは阿蘇駅からも出ているバスを使うと、35分ほどで草千里阿蘇火山博物館前というバス停に行けます。ここが杵島岳の登山口に近いので、阿蘇山の雰囲気を感じることができます。

もっとしっかり阿蘇山を満喫したければ、更にバスに乗って山頂ロープウェーの阿蘇山西駅まで行き、ロープウェーで山頂まで行くという選択肢もあります。充分に阿蘇山の絶景を楽しんだ後は、あえて遊歩道を使って下山するのも良いでしょう。