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Monthly archives: 10月 2017
【道の駅 八ッ場ふるさと館】ダム予定地を巡り歴史の証人になる
「道の駅 八ッ場(やんば)ふるさと館」は、国道145号(通称:日本ロマンチック街道)沿いの群馬県吾妻郡長野原町にあり、JR東日本吾妻線の川原湯(かわらゆ)温泉駅から歩いて18分ほどの所にあります。ちょっと前にダム予定地を巡って話題となった場所を見て、歴史の証人になるのも悪くありません。
道の駅の構成は、コンビニ「ヤマザキ Yショップ」・農産物直売所「八ッ場市場」・直営食堂「八ッ場食堂」・テナントレストラン「旬菜レストランほたる」・軽食コーナーなどとなっています。
「ヤマザキ Yショップ」では、ここでしか買えないオリジナルの商品を販売しています。道の駅限定販売の「花豆入りホイップあんぱん」が人気で、”八ッ場”のロゴ焼印が入り、特産品の花豆丸ごと1粒がスゴイです。
「八ッ場市場」では、地元の農産物を中心に、群馬県内の土産物もいろいろと取り揃えています。草津や北軽井沢の特産品の花豆のお菓子や、その関連のお土産品も豊富です。
「八ッ場食堂」ではダムカードがついてくる名物「八ッ場ダムカレー」が、「旬菜レストランほたる」では中華料理・定食類が食べられ、軽食コーナーではファストフードを買うことができます。3つのグルメ・スポットからお好みの食事をとることができるのです。
道の駅と鉄道駅の近くの観光地としては、「川原湯温泉」・「不動大橋」・「樽沢トンネル跡」・「吾妻渓谷」・「諏訪神社」・「不動の滝」などがありますが、何と言ってもここに来たのなら、「八ッ場ダムツアー」をしてみるべきでしょう。
お食事付きのモデルコースは、道の駅→「不動大橋」→「川原湯温泉駅」→「やんば見放台」→「八ッ場大橋」→川原湯温泉周辺→「吾妻峡トンネル」→「雁ヶ沢・茂四郎トンネル」→道の駅:昼食~休憩(足湯)~買物となっています。昼食は、ダムカレーか「八ッ場おつみ団子セット」から選ぶことができます。
「不動大橋」は、八ッ場ダム建設に伴って造られた県道の一部になっていて、ダム建設中止の騒ぎの中、何度も報道番組などで姿を見せていたものです。
「やんば見放台」は、ダム本体の工事を、より自由・安全により高所から見学できる展望台です。冬場は雪などによって立入は制限されることもありますが、無料の大型双眼鏡があるので、かなり間近にダム工事現場を見ることができます。
「八ッ場大橋」は、ダム湖で分断されてしまう湖両岸を結ぶ生活支援のためのもので、ダム完成後には吾妻川となるダム湖を渡る橋となります。現在では、ダムの本提工事とは切り離して、生活再建事業に位置づけられて事業継続をしています。
「吾妻峡トンネル」は、ダム建設で建設される代替地間を結ぶ主要道路で、代替地完成後には生活用道路として利用されるものです。
「雁ヶ沢・茂四郎トンネル」は、ダム建設に伴う付け替え道路の八ッ場バイパスに造られた2つのトンネルです。これらは、その間をつなぐ「鍛冶屋沢スノーシェルター」を含めて2,642mの長さがあります。
なお、ツアーは予約制になっていて、見学日の3日前までの予約が必要です。
【道の駅 童話の里くす】こどもの日には日本童話祭を大開催
「道の駅 童話の里くす」は、国道387号(通称:日田街道)沿いの大分県玖珠郡玖珠町にあり、JR九州久大本線(愛称:ゆふ高原線)の豊後森駅から歩いて16分ほどの所にあります。こどもの日には「日本童話祭」を大開催し、夏になると「童話の里夏祭り」で盛り上がる道の駅です。
道の駅の構成は、レストラン・地元特産品と農産物直売所・テイクアウトコーナー・焼き立てパンコーナーなどとなっています。
レストランでは、地元の食材を使った和みメニューを楽しむことができます。豊後牛を使った「カルビー丼」・「ハンバーグ定食」・「焼肉定食」・「豊後牛カレー」・「肉うどん・そば」や、「とり天定食」・「からあげ定食」・「味噌野菜炒め」・「とんかつ定食」・「チキン南蛮定食」・「生姜焼き定食」・「カツカレー」などをご賞味ください。
直売所では、玖珠ならではの美味しい食材など、地元商品が山ほど販売されています。丹精込めて作られた野菜・大分と言えば乾しシイタケ・特Aランクの玖珠産ひとめぼれ・玖珠産の黒毛和牛に豊後牛・自然素材のジャム・手芸品・工芸品・生花・盆栽・山野草と、玖珠の”いいモノ”がいっぱいです。
テイクアウトコーナーでは、旬の素材を生かした”ご当地ソフト”などを楽しむことができます。「特選牛乳ソフトクリーム」・「クッキークリームソフト」・大分県産さつま芋の期間限定「焼きいもソフト」・玖珠産牛乳と大分県産さつま芋の「ミックスソフト」・カップに入ったサンデーソフト各種・コーヒー各種など、美味しさ間違いなしです。
焼き立てパンコーナーでは、”童話の里”らしく、赤おにや青おにのパンがあり、土日にはオリジナルの「桃太郎セット」も大人気で販売されています。このセットは、赤おにの顔・青おにの顔・モモを象ったパンと、金棒に見立てたきなこ&シュガーのねじり揚げパンが一度に楽しめます。
道の駅と鉄道駅の近くの観光地としては、「豊後森機関庫公園」・「玖珠(くす)川」・「久留島記念館」・「旧久留島氏庭園」などがあります。
「豊後森機関庫公園」は、豊後森駅から歩いて3分ほどの所にあります。手前には「豊後森機関車ミュージアム」、奥には「豊後森円形機関車庫」と「旧豊後森機関車庫」があって、貴重な近代産業遺産の一端に触れることができるのです。
「玖珠川」は、豊後森駅から最も近い「協心橋」まで歩いて8分ほどで行くことができます。この橋から遠くに見える山々と、玖珠川を合わせ見る景色は、とてもきれいで心が和みます。
「久留島記念館」は、豊後森駅から歩いて26分ほどの所にあります。「三島公園」のそばにあり、”童話の父”と呼ばれた久留島武彦の遺品などが展示されています。
「旧久留島氏庭園」は、豊後森駅から歩いて34分ほどの所にあります。旧森藩久留島氏の陣屋跡西側の丘陵「末広山」に造られたもので、東斜面の「藩主御殿庭園」・山の南端の「栖鳳楼庭園」・山の西側の「清水御門御茶屋庭園」の3つから構成されています。
【道の駅 能登食祭市場】能登の食・音楽と絶景に包まれた港のオアシス
「道の駅 能登食祭市場」は、石川県道132号七尾港線沿いの石川県七尾市にあり、JR西日本とのと鉄道の七尾駅から歩いて10分ほどの所にあります。能登の食の劇場ライブ空間、酔わせる音楽と絶景に包まれた、「七尾フィッシャーマンズ・ワーフ」でもある港のオアシスなのです。
道の駅の構成は、1階の「里山里海小路」に「まいもん処 たぶ屋」・「アジアンキッチンAJIAN」・「名物!浜焼きコーナー」、「能登生鮮市場」の物産店各店、「里山里海百貨店・里乃蔵」などとなっています。そして、2階には「能登グルメ館」の各店がひしめき合っているのです。
「まいもん処 たぶ屋」では、能登の海で獲れる地魚を始めとした、その時期折々の旬のネタで、一流の寿司職人が腕を振るってくれます。岩のりの味噌汁付きで旬のネタの握り「老松(特上)」・「竹泉(上)」・「花月(並)」や、「市場の海鮮ちらし(上・中・並)」・とろろと岩のりをトッピングした「山海うどん」などがお薦めです。
「アジアンキッチンAJIAN」では、オープンキッチンで手作り揚げかまや能登豚・能登鶏・ブルーベリーなどを調理して、出来立ての逸品を提供しています。ヘルシーな手作りかまぼこを使った「アジアンドッグ」や「アジアンお好み焼き」・「パンケーキ バター&シロップ」・「能登ブルーベリーソフトクリーム」などがお薦めです。
「名物!浜焼きコーナー」では、七尾港から仕入れた新鮮な魚介類をその場で焼いて食べることができます。ホタテや大エビにサザエなど2人前の「食祭市場セット」・それよりちょっと少ない「海鮮浜焼きセット」・漁師秘伝の「特製浜汁」などがお薦めで、冬季は限定で「カキ貝セット」、それに「カニ足セット」などもあります。
「能登生鮮市場」では、鮮魚と干物の「山田屋」・能登七尾の網元「鹿渡島定置」・海の名産づくしの「山成水産(どんたく)」・焼き魚と一夜干しの「竹一」・水産加工品の「スギヨ」・揚げかまの「安治(あんじ)」・伝統の味を伝える「なまこや」というお店がひしめき合っています。
「里山里海百貨店・里乃蔵」では、単なる観光土産にすることなく、来店してくれたお客様が買ってみたいと思える商品と空間を提供しています。もちろん能登の特産品は置いていますが、実演販売をしたり、ギャラリーもやっているので、見て・触れて・食して、楽しさを満喫してください。
「能登グルメ館」では、シーフードレストラン「Fish & Chips」・和食処「加賀屋」・ステーキと鉄板料理の「ステーキ 田中」・海鮮丼と漁師料理の「能登の味処 漁師屋」・喫茶と軽食の「AWABI」・「らーめん亭」・団体専用の「パーラー のと」などのグルメの店が競い合っています。
道の駅と鉄道駅の近くの観光地としては、「七尾マリンパーク」・「一本杉通り」・「小丸山公園」などがあります。
「七尾マリンパーク」は、道の駅のすぐ隣にあります。ここからは、七尾湾や能登島を望むことができ、夏にはイベント広場でジャズライブが開催され、親水公園やボードウォークで憩いのひと時を過ごせるのです。
「一本杉通り」は、七尾駅から徒歩5分ほどの所にあり、500年以上に遡る歴史を感じさせてくれます。ふれあい観光を楽しめる語り部処を示すのれんのあるお店を見つけて、七尾弁の語りで思い出を作りましょう。
「小丸山公園」は、七尾駅から徒歩7分ほどの所、七尾湾を見渡せる小丸山城の跡地の丘にあります。春には桜、初夏にはツツジを楽しむことができる名所となっています。
【道の駅 喜入】保養館と温水プールがある”喜び入る”楽しい施設
「道の駅 喜入(きいれ)」は、国道226号沿いの鹿児島県鹿児島市喜入町にあり、JR九州指宿枕崎線の喜入駅から歩いて15分ほどの所にあります。温泉のある保養館と室内温水プールがある、”喜び入る”楽しい施設です。
道の駅の構成は、日帰温泉施設「八幡温泉保養館」・室内温水プール・食堂「麺どころさつま」・物産館「つわぶきの里」などとなっています。
「八幡温泉保養館」では、1階に大浴場・うたせ湯・寝湯・サウナ・水風呂などの入浴施設、2階に182畳もある大広間と会議室を擁し、来場者への癒しをご提供しています。
室内温水プールでは、水深1.2mの25mコースが6つ(うち2コースはウォーキング専用)、水深0.8mの児童プールに、水深0.4mの幼児用プール、それに全長53mものウォータースライダーで、来客者をお待ちしています。
「麺どころさつま」では、うどん・そば・にぎり寿司・天ぷらなどのメニューを中心に、御座敷もあってゆっくりとお食事を摂ることができます。
「つわぶきの里」では、喜入の特産品と、県内にある他の道の駅(桜島・末吉・川辺・阿久根・トカラなど)の商品をたくさん販売しています。お薦めの特産品には、5月中旬~6月中旬は「喜入産スイートコーン」・7~8月頃は「きいれ完熟マンゴー」・極早生みかんの「喜入産大人のジャム」などがあります。
他にも、「喜入産早生みかん」そのものや、トビウオ100%で「とからの塩」を使った「海醤油」・喜入産の地玉子殻などに金箔金粉河口を施した「福玉子」・自家焙煎の「喜入珈琲」など、多種多様な商品が並んでいるのです。
道の駅と鉄道駅の近くの観光地としては、「錦江湾」・「きいれ牧場」・「山之神神社」・鹿児島市観光農業公園「グリーンファーム」などがあります。
「錦江湾」は、鹿児島県と大隅半島によって囲まれた「鹿児島湾」の別名です。湾の北側にある「桜島」はいまだに噴煙を上げている有名な火山で、道の駅からでは石油基地が邪魔して見えにくいので、喜入駅の1駅隣の中名駅までいって湾から眺めてみると良いでしょう。
日本百景に選定されている「錦江湾」は、姶良(あいら)カルデラと呼ばれるカルデラ地形を構成して桜島を有する湾奥部、阿多(あた)北部カルデラと呼ばれるカルデラ地形を構成し喜入町が面する湾中央部、阿多南部カルデラと呼ばれるカルデラ地形を構成する湾口部の3つに分けられます。
「きいれ牧場」は、喜入駅から途中までは県道232号知覧喜入線を歩いて17分ほどの所にあります。ここでは山羊や鶏と触れ合うことができ、宿泊体験の他、昼食込みの1日体験学習として、ピザ作り・バター作り・アイス作り・ふれあい体験などができるのです。
「山之神神社」は、更に県道を行った所の喜入駅から歩くと35分ほどの所にあります。県道から少し林の中の小道を入った所に真赤な鳥居が立っていて、その中の逆くの字の階段を上がると、これまた赤い柱の小さなお社がひっそりと建っています。
「グリーンファーム」は、更に県道を行った所の喜入駅から歩くと60分ほどの所にあります。園内には、体験学習ゾーン・地域交流ゾーン・民間参画ソーンで構成されていて、農園レストラン・農産物直売所・環境学習棟・滞在型市民農園・体験用農地・キャンプ場・多目的広場・遊歩道などの施設があるのです。
【道の駅 藤樹の里あどがわ】儒学者中江藤樹と安曇川が駅名の由来
「道の駅 藤樹(とうじゅ)の里あどがわ」は、国道161号(通称:西近江路)沿いの滋賀県高島市にあり、JR西日本湖西(こさい)線の安曇川(あどがわ)駅から歩いて12分ほどの所にあります。近江聖人と称えられた儒学者中江藤樹と、淀川水系の一級河川である安曇川が駅名の由来となっています。
道の駅の構成は、地元野菜と加工食品などを販売する「みちくさ市場」・地元食材を使った和風のレストランの「安曇川キッチン」と「大吉GRILL牧場」・オリジナル扇子を作れる体験工房「扇子ギャラリー」などとなっています。また、道の駅に隣接して、安曇川出身の中江藤樹の記念館・中国式庭園「陽明園」などもあります。
「みちくさ市場」では、高島産の新鮮野菜・お弁当・鮒寿司・焼き鯖寿司・川魚の佃煮、和菓子の「丁稚羊羹」・栃餅、安曇川産アドベリーを使った洋菓子、それに工芸品・手作り雑貨など、多くのお土産がいっぱいです。
「安曇川キッチン」では、日替わりメニューの野菜たっぷりのランチプレートを始め、安曇川産アドベリーを使ったドリンクやフロートがあります。主なメニューとしては、「安曇川ランチプレート」・「近江野菜カレー」・「近江野菜天丼」・一般的なそば類とうどん類・ドリンク類・トーストか卵かけご飯の朝食メニューなどです。
「大吉GRILL牧場」では、ハンバーグ・ステーキ・しゃぶしゃぶなど近江牛をお好みのお肉料理にしてご賞味いただくことができます。主なメニューとしては、「しゃぶしゃぶ御膳」・「すきやき御膳」・「やきにく重」など、牛以外にも国産鶏の「とんちゃん重」・「国産豚カツ重」・「国産親子重」などがあります。
「扇子ギャラリー」では、安曇川産の扇骨(扇子の骨)を使って、自前の絵と文字を描いたオリジナル扇子を作ることができます。週末になると、職人さんの実演があったり、扇骨の紹介スペースを見学したりもできます。
「中江藤樹記念館」では、日本陽明学の祖である中江藤樹の遺品・遺墨・藤樹書院に伝わる漢籍などの諸資料を展示しています。第1展示室では年数回の小企画展が併催され、第2展示室では藤樹の遺品・遺墨・逸話の人形の展示され、図書室では木村光徳・後藤三郎などの旧蔵書などを閲覧できるようになっています。
「陽明園」では、藤樹の生地・安曇川が中国浙江省余姚市との友好交流を記念して、中国式庭園を建設して一般に公開しています。建築材料のほとんどが中国から輸入されており、中国の代表的な庭園に真似て作られたこの庭園には、見るべきものがあります。
道の駅と鉄道駅の近くの観光地としては、「藤樹書院」・「藤樹神社」・「玉林寺」などがあります。
「藤樹書院」は、「中江藤樹記念館」から歩いて1分ほどの所にあります。藤樹が亡くなる少し前に建てられたもので、茅葺き入母屋造りで、明治13年の火事で焼け残った遺品などは記念館に移し、明治15年に現在地に再建された建物は、国の史跡に指定されています。
「藤樹神社」は、「中江藤樹記念館」のすぐそばにある、藤樹ゆかりの神社です。皇室御下賜の木曽檜で造られ、第一鳥居の額は東郷平八郎の筆、藤樹の御絵伝などが社宝として収められています。
「玉林寺」は、「藤樹書院」や「藤樹神社」のすぐそばにあり、藤樹の墓所となっています。墓所の周りは杉とかなめもちの生け垣に囲まれ、その内側は石造りの斎垣(いがき)が巡り、藤樹の他に藤樹の母・藤樹の三男の常省(じょうしょう)のお墓もあります。