Monthly archives: 9月 2017

【道の駅 さんない】木の香が優しくやすらぎをもたらすウッディランド

「道の駅 さんない」は、国道107号沿いの秋田県横手市山内にあり、JR東日本北上線の平石駅から歩いて5分ほどの所にあります。木の香が優しくやすらぎをもたらす場所として、愛称は「ウッディランド」と名付けられています。

道の駅に最も近い鉄道駅の平石駅は無人駅で、12月から3月の冬季期間には全列車通過となってしまいますので、この期間は隣駅を利用しなければなりません。その場合道の駅まで歩くと、相野々駅だと21分、小松川駅だと39分ほどかかることになります。

道の駅の正面玄関左手に「駅弁屋」、玄関を入ると右手にはレストラン「農香庵」、左手には「産直・物産 売店」と「手作り工房 香里ん茶屋」があります。売店奥には休憩コーナーがあり、その手前から西側玄関で休憩棟に繋がっていて、その間には「そば処 木香里」があります。

「駅弁屋」では、冷水で育ったイワナの塩焼きや、イカの漬け焼き・たこ焼き・揚げもち・若鶏の唐揚げ・荒びきフランクフルトなどが販売されています。ちょっと小腹を満たすには、ちょうどいい軽食です。

レストラン「農香庵」では、山内産の玄そばの自家製粉して手打ちした十割そばをメインに、「満足セット」・「ねぎとろそばセット」・「比内鶏つくねそば」・「週替わりおすすめランチ」・「和風ステーキセット」などで、ガッツリお腹を満たすことができます。旬の食材を使った自慢の料理を、存分に堪能できるのです。

「産直・物産 売店」では、山内と言えば!の「いぶりがっこ」・「山内人参」・「いぶりがっこキンピラ漬け」・「いぶし人参漬け」などの産直商品、「山内縄文そば」・「いものこうどん」・道の駅限定の「さんない純米酒」・地元の清酒「山内杜氏」などの物産商品が販売されています。

「手作り工房 香里ん茶屋」には、軽食とデザートがいっぱいです。ホットコーヒーはもちろん、豚カルビ・玉こん・山内産あきたこまちをくるみ甘味噌で焼いた串焼き「でくのぼう」などの串もの、おにぎりにうどん、バニラやリンゴのソフトとソフト最中など、満足の逸品を楽しみましょう。

「そば処 木香里」では、安くて一番人気の「かけそば」を始め、なめこそば・野菜のかき揚げそば・とろろそばの他、比内地鶏のスープを使ったしょうゆラーメンも見逃せない存在になっています。

平石駅と道の駅の周辺の観光としては、まずは北上市から横手市の間で「平和街道」という通称のある国道を挟んで、道の駅の向かいにある「ウッディプラザ木の香」があります。ここは道の駅を運営している株式会社ウッディさんないの体験研修センターです。

体験工房では、専任の指導員がついて木工体験ができます。また展示販売室では、ガーデニング製品・建築用材・屋内外用テーブルやベンチなどを買うこともできるのです。

道の駅を離れて平和街道を南へ歩いていくと、11分ほどで相野々温泉に辿り着きます。ここには、「あいのの温泉 鶴ヶ池荘」・「鶴ヶ池公園」・「鶴ヶ池神社」などで観光ができるのです。

「あいのの温泉 鶴ヶ池荘」では、木の香りがホッとした気分にしてくれる和風の杜氏風呂と、リッチでゴージャスな気分にさせてくれる洋風の清流風呂の大浴場があり、日替わりで楽しむことができます。入浴には500円かかりますが、火曜と金曜には通常200円の大広間を無料で利用できるのです。

「鶴ヶ池公園」には「見晴らしの森」・「子供の森」・「ふれあい広場」などが整備されていて、春は鶴ヶ池のほとりの桜、夏は池に乱れ咲く睡蓮、秋は紅葉の奥羽山脈、冬は雪に覆われた自然の姿と、四季折々の趣を楽しめるのです。

【道の駅 おふく】温泉堪能とお宝さがしができる駅前エリア

「道の駅 おふく」は、国道316号沿いの山口県美祢市於福町上にあり、JR西日本美祢線の於福駅から歩いて3分ほどの所にあります。ここは、温泉を堪能して美祢市のお宝さがしができる、駅前エリアとなっているのです。

美祢市には、散策しながら様々な”お宝”を見つけることができる歩き観光ルートがあります。道の駅を含むお宝さがしルートは、道の駅をスタートして於福駅を過ぎ、「保美鍛造工場」・「於福温泉源泉1」・「水神の池と水神社」・「於福温泉源泉2」・「安養寺」・「若宮社とアギナシ地蔵」・「お大師様」・「於福洞(吸い込み穴)」と回るものです。

於福駅から線路沿いに北へ2分ほど歩いた所に、「保美鍛造工場」があります。ここは「町の鍛冶屋さん」で、鎌や包丁を製造して、道の駅で展示・販売しています。

鍛冶屋さんから西へ川と県道267号を横切り、「ふくや旅館」を左手に過ぎて2分ほど歩いた空地に、「於福温泉源泉1」があります。古屋と呼ばれるこの辺りにある源泉のひとつで、小さなコンクリート小屋が明治に掘り出された”お宝”なのです。

更に道を奥へと1分ほど歩いていくと、右側には「お福温泉旅館 雁飛荘」があり、左側の林の中に「水神の池と水神社」があります。池は2つあり、きれいな湧き水で満たされ、於福萩原の名棟梁・山田鶴千代の手による水神社がそれを見守っています。

今度は来た道を戻り、一つ目の源泉の手前で左側の小路へ入るとすぐに「於福温泉源泉2」があり、右手にある小川のせせらぎを聞きながら丁字路を右に曲がると、そこは「安養寺」の門前です。ここまで徒歩で約3分、この寺の本堂などもまた山田鶴千代によって造られたものです。

お寺を後にして川と線路を渡って、真っ直ぐに山に向かって入水地域へと進んで行くと、変形した十字路が現われます。F字形の三叉路の角に斜め左前方に小路が付いた十字路で、その角に「お大師様」、小路を入った奥に「若宮社とアギナシ地蔵」があります。

「若宮社」には仁徳天皇が奉られており、その昔この地域の徳の高い人が社の近くに七つの宝を埋めると言い遺したとされています。「アギナシ地蔵」は社の後ろにあり、首が無いその姿は少し不気味かもしれません。

お社とお地蔵様にお参りした後は、十字路の角まで戻り、「お大師様」もお参りしましょう。ここの番号は三十三番、その因縁は良くわかっていませんが、4月21日にはお祭りも行われているのです。

次の”お宝”スポット「於福洞(吸い込み穴)」へは、少し時間がかかります。山の麓に沿った道を7分ほど歩いていくと大きな曲がり角に着き、そこを曲がって1分もしない所の左側に水路があるので、その脇の畦道を更に山の麓に沿って入って行った所がスポットです。

このお洞の別名「吸い込み穴」は、地域名「入水」の由来にもなっています。それは、「吸い込み穴」が隣町である秋芳町の別府下嘉万にある「白水の池」に繋がっているとの言い伝えによるのです。

ここから道の駅までは歩いて7分くらい、そして於福駅までは3分、以上が”お宝さがしルート”となります。お宝探しの最後は、道の駅を存分に楽しむと良いでしょう。

「手作りシャーベット工房」で小野茶・紫いも・木いちごなどのシャーベットを食べ、レストランで「美東ごぼうハンバーグ定食」・「美東ごぼうコロッケ定食」・「長州鶏の唐揚定食」・「ごぼううどん」を食べたりするのも楽しみです。

そして最後には、全浴槽源泉かけ流しの「於福温泉」で、お宝さがしで疲れた身体を癒します。アルカリ単純温泉の大浴場、トルマリンの露天風呂、マッサージ風呂、そしてサウナと、多彩なお風呂を満喫してください。

【道の駅 尾花沢】花笠踊りが生まれたくつろぎの里の休憩所

「道の駅 尾花沢(愛称:花笠の里 ねまる)」は、国道13号(羽州街道の一部)沿いの山形県尾花沢市にあり、JR東日本奥羽本線の山形線(愛称区間)の芦沢駅から歩いて4分ほどの所にあります。工事の時の土搗き唄で即興的に踊ったものから花笠踊りが生まれたと言われ、そんなくつろぎの里の休憩所となっています。

松尾芭蕉が尾花沢に滞在した際に詠んだ俳句の中に、尾花沢の方言「ねまる(”くつろぎ”の意)」を使っていて、これがこの道の駅の愛称に取り入れられています。その点、ここは休息施設としてはとても適した場所なのだと思います。

施設は2棟構成になっていて、情報ラウンジとトイレの建屋、「食事処ねまる」・「お土産はながさ」・「みちのく新鮮市」の入る建屋に別れています。

「食事処ねまる」のお薦めのメニューは、地元産そば粉とつや姫玄米米粉を使った「尾花沢スイ辛冷麺」、国産小麦粉を使った玉子麺の「とんこつ味噌ラーメン」、尾花沢スイカのエキスたっぷりの「すいかソフトクリーム」です。他にも、特製ビーフカレー・牛モツ煮込み・冷やし坦々麺・モツ煮込み定食などをいただけます。

「お土産はながさ」には、地元と周辺地域の物産がたくさん並んでいます。さくらんぼカレー・すいか糖飴・花笠・ガラス工芸品・幻の磁器「上の畑焼」・すいかワインなど、めずらしい物産の中からお土産を選ぶことができるのです。

「みちのく新鮮市」の入り口脇では、山形名物「玉こんにゃく」・イカ焼き・フランクフルト・おにぎりなどが販売されていて、中には当日採集した割安農産物が所狭しと並んでいます。2月のなべまつり・5月の山菜まつり・8月のすいかまつり・11月の秋の収穫祭など、季節ごとのイベントも楽しいエリアです。

道の駅でくつろいだ後は、少し芦沢駅の周辺を散策してみるのも良いでしょう。

直進が芦沢駅、右側が湯沢と新庄、左が山形と東根になっている交差点を左折し、羽州街道になっている国道13号を南へ進みます。10分ほどで右手に「大衆食堂ささにしき」を過ぎてすぐに線路を跨ぐ立体交差の道路下に辿り着きます。

更に4分ほど進むと、今度は右手に線路を潜る「小山地下道」が見えてきます。ここからまた4分ほど、地下道を潜って道なりに行き、県道305号を右折すると、右手に芦沢山種林寺があります。

お寺が見えたら更に県道を進み、3分ほど歩くと左手に林の中へ入って行く小道があります。その入り口には、「稲荷神社毛倉館入口」の標柱が立っています。

林道を中に進むと左手に池があり、更に奥に踏み入って行った所で、4分ほどで「稲荷神社」が見えてきます。この辺りは「芦沢館」と呼ばれる丘城があった所で、標高30mの手倉山は、最上川と林道途中にあった池に挟まれた湿地帯に囲まれ、絶好の砦となっていたものと推測されます。

林道を出て県道を更に進むと、右側に「明治天皇御小休所」、左手に「備中舘跡」などを見つけられればラッキーです。そしてそのまま進んで国道13号にぶつかったら、そこを左折して更に行くと、「長泉寺」と「伊豆七所両神社」に至る交差点に辿り着きます。

「種林寺」から「長泉寺」・「伊豆七所両神社」までは、歩いて28分ほどで、途中寄り道をしながらゆっくり散策すれば、1時間以上も楽しむことができることでしょう。

【道の駅 パーク七里御浜】熊野古道へと繋がるキーステーション

「道の駅 パーク七里御浜」は、国道42号沿いの三重県南牟婁郡御浜町阿田和にあり、JR東海紀勢本線の阿田和駅から歩いて1分ほどの所にあります。熊野古道と熊野三山へと繋がるキーステーションとなっていて、世界遺産熊野古道の『浜街道』が目の前を通っています。

施設の中の「ごちそうダイニング」では、尾鷲ブランド「もちもちまぐろ」・御浜町ブランド「岩清水豚」・三重県ブランド「尾呂志米」や、御浜町と近隣地域で作られた野菜などのこだわり食材を使っています。土日祝日のビュッフェのメニューは30種以上、平日でもレギュラーメニューにプラスして、日替わりランチがどんどん増加中です。

紀州の恵み『浜街道』では、「みかんのまち」御浜町自慢の果汁100%ジュースを始め、柑橘類・地元野菜・地魚・紀州熊野の梅干し・ご当地Tシャツなど、紀州を深く感じさせるお土産などが販売されています。

「浜街道らーめん」では、鶏そばがお薦めで、鹿児島地鶏だけを使ったコラーゲン満タンスープと、国産豚の自家製チャーハンが、自家製麺の美味しさを引き立てます。また、定番メニューのおでんもあって、屋台販売の風情を醸し出しています。

「喫茶ノエル」では、「ボリューム満天モーニング」に始まり、平日のみの「日替わりワンコインランチ」があり、午後2時以降はカラオケを楽しむこともできるのです。

「うえ屋」では、店長自慢の出汁が効いたうどん、揚げ餅はもちもちで、ドーナツはふわふわと美味しいものばかりです。コーヒーも煎りたてのものが出てくるので、ぜひとも入ってみたいお店と言えます。

「すぎもと農園パーク店」では、産地直送の新鮮みかん・旬のみかん100%のジュース・すっぱくて苦いセミノール青みかんドリンクなどが販売されています。

「お菓子のお店 ぴねや」では、手作りパン・アイシングクッキー・うぶた堂のお菓子詰め合わせなど豊富な品揃えです。更に、「リカーショップ はしぢ」では、紀州の地酒をいっぱい置いていて、「熊野三山」・「太平洋特別純米酒」・「那智の滝」などが人気となっています。

この他にも、ミハマ印章・学習塾公文・アクアリハトレセンター 三光鍼灸整骨院・紀南自家用自動車協会・コインランドリーしゃぼん・理容レスト・下川薬品・おしゃれサロン カワイ・プレゼントストア クリエイション・田上書店・ファッションハウス檜作等々、盛りだくさんのショッピングセンターとなっているのです。

世界遺産の熊野三山へは少し遠く、徒歩ではなく車を利用しなければなりません。車であれば、熊野速玉大社は20分、熊野本宮大社は40分、熊野那智大社は50分で行くことができます。

最も近い熊野速玉大社でも歩けば2時間以上はかかってしまいますので、同じJR東海紀勢本線の新宮駅から、18分ほど歩いて行く方が良いでしょう。

どうしても阿田和駅周辺で何か観光をしたいのであれば、歩いて9分ほどの所にある「七里御浜ふれあいビーチ」や、歩いて21分ほどの所にある「阿田和神社」がお薦めです。

「七里御浜ふれあいビーチ」では、熊野灘の絶景を堪能できます。また、ヤシの木の立ち並ぶ芝生広場から見る夕日は別品です。

「阿田和神社」の歴史は神話時代にも繋がるほど古く、その建立された場所は、初代神武天皇が日向(現在の宮崎県)から大和(現在の奈良県)を目指した「東征」の途中で陣を置いたとされています。1143年創建、1755年に現在地に移され、長い期間をかけて造営されてきた神殿・拝殿・鳥居などを見ると、遠い昔が偲ばれます。

【道の駅 果樹公園 あしがくぼ】山・川・花・果樹の自然溢れるスポット

「道の駅 果樹公園 あしがくぼ」は、国道299号沿いの埼玉県秩父郡横瀬町にあり、西武鉄道西武秩父線の芦ヶ久保駅に隣接しています。緑深い山々・清流の黄瀬川・四季折々の花々と果樹に囲まれた、自然溢れるスポットです。

「水辺のカフェ」のプレミアムソフトクリームは大人気で、濃厚なのに後味がすっきりとしたそのおいしさに、ノックアウトされることでしょう。オープンテラスの素敵な空間で、夢み心地のひと時を過ごしてみてください。

しっかりと腹ごしらえをするには、食堂を利用すると良いでしょう。手打ちのうどんやそば・秩父名物のみそポテトなど、地元野菜と山菜いっぱいの郷土料理で、横瀬町の美味しいものを存分に味わうことができます。

農産物直売所では、朝一番で収穫された野菜と果物などが、季節毎の色合いを演出し、併設された農産物加工場で作られた焼きたてパンも販売されています。パンは数量限定ですので、季節限定のジャムと合わせて、売り切れ前に手に入れなければなりません。

「体験交流施設」では、事前に予約をしておけば、そば打ち・うどん打ち・陶芸などを体験することができます。ちょっとした旅の思い出としては、これぞ定番といえるものではないでしょうか。

また、「ギャラリー」には、写真コンクールや作品展示がされていて、いろいろな展覧会を観覧することができます。他にも、有料ではありますが、シャワーが完備されていますので、サイクリングやハイキングの後で利用できてうれしい限りです。

道の駅を楽しんだ後は、少し気合を入れて山歩きを楽しんでみてはどうでしょうか。芦ヶ久保駅から徒歩で31分ほどで、標高633mの日向山山頂付近にある公園「あしくぼ 山の花道」に行けます。

この公園には、1haほどの広さの北斜面の雑木林にカタクリ・セツブンソウ・アズマイチゲ・ニリンソウなどが自生しており、特に3月中旬から5月上旬あたりが山野草を楽しむベスト・シーズンになっています。また、夏は緑の中で涼しさで癒され、11月ではツツジの紅葉を楽しむのも一興です。

道路を挟んだ向かいには、「木の子茶屋」という食事処もあり、炭火焼バーベキュー・木の子飯・鹿飯・プラムやイチゴの生ジュースを食すことができます。また、11月中旬から3月までの季節限定ではありますが、木の子鍋・猪鍋・鹿鍋なども用意されているのです。

道の駅や芦ヶ久保駅から徒歩10分くらいのところでは、毎年1月上旬から2月下旬の間、「あしがくぼの氷柱」というイベントが開催されます。これは、地元兵ノ沢の人たちが山の斜面に沢の水を撒いて、幅125m以上にもなる巨大氷柱を作って公開しているものです。

金曜日にはライトアップもあり、壮大で幻想的な氷の世界を満喫できます。美しい氷柱を見ながら、芦ヶ久保産の温かい紅茶・甘酒を頂けば、自然と心が落ち着いていくこと間違いなしです。

芦ヶ久保駅周辺の観光スポットはたくさんありますが、それほどちゃんと”観光地”とはなっていない「芦ヶ久保地区」にも魅力があります。駅から川を渡って3分ほどでいけるエリアで、のどかな里山の風景は映画の撮影にも適した、なごみの場所となっているのです。