【道の駅 安曇野松川】すずむしの里で北アルプスを眺めながら歩く

「道の駅 安曇野松川(愛称:寄って停まつかわ)」は、長野県道306号有明大町線沿いの長野県北安曇郡松川村にあり、JR東日本大糸線の細野駅から歩いて3分ほどの所にあります。道の駅に立ち寄り、すずむしの里・松川村で北アルプスを眺めながら歩いてみてください。

道の駅の主な施設は、特産品販売所・産地直売所・レストランです。

特産品販売所の特産品には、安曇野松川産のかきもちや揚げあられ・北アルプスの貴重な鳥にあやかったお菓子「雷鳥の里」・人気のお菓子屋さん”彩香”の「月と福うさぎ」・長寿村松川の黒豆商品などがあります。

また、道の駅オリジナル商品として、安曇野SKY版画工房のポストカード・”堀内畳店 安曇野”の職人さん手作りのミニ畳などもあり、安曇野の雰囲気をお土産にすることもできるのです。

産地直売所では、米穀類・豆類・野菜・果物・花卉など、たくさんの地物が販売され、食材に関してはレストランで使われているものもあります。

レストランのメニューは、旬の天ぷらと信州サーモンのお刺身など10皿の「花かご膳」・松川村男性長寿日本一を祝った「彩りご長寿膳」・「チキンと香味野菜のスープスパ」・松川村の手作り味噌を使ったラーメン・テレビでも紹介された「ソースかつ丼」など、地元の美味しい逸品を堪能できます。

また、忘れてならないのは「宮沢牧場ソフトクリーム」で、道の駅を出るまでにはぜひとも賞味して欲しいと思います。

すずむしの里・松川村の観光スポットには、歴史・花めぐり・アート・アウトドア・体験などに関連して、たくさんの場所があります。

見て感性を養う観光として、歴史の「有明山社」・「観松院 銅像菩薩半跏像(国重要文化財)」・「桜沢遺跡」・「祖父が塚古墳」・「道祖神」、花めぐりの「国営アルプスあづみの公園」・「安曇野ちひろ公園大花壇」・「松川神社の桜」・「有明山社の桜」、アートの「安曇野ちひろ美術館」があります。

少し体力を使う観光としては、アウトドアの「馬羅尾高原清流の森」・「有明山トレッキング」・「雨引山トレッキング」、体験(味覚狩りと体験農園)の「浅野農園」・「かぼちゃやま農場」・「久保田果樹園」・「北條農園」があります。

「有明山社」は細野駅から歩いて39分、隣駅・北細野駅からだと31分ほどの所にある、江戸時代初期に建立された神社です。4月中旬~下旬には200本を超える桜が見頃となり、9月の第二日曜日には例祭が執り行われます。

ここから徒歩1分ほどの所には、「松川神社」があります。ここでも「観音様の桜」など、4月中旬~5月上旬を見頃としてお花見を楽しむことができます。

そのすぐ隣にある「安曇野ちひろ公園」では、北アルプスの山々を背景に、広大な敷地の中で、復元されたいわさきちひろの黒姫山荘・チェコの絵本作家バツォウスカーがデザインした池と石のオブジェなど、アートと自然を楽しめます。ここでは、たった3本雑草を抜けば、入園料が無料になるということです。

そして、この公園に囲まれて建てられた「安曇野ちひろ美術館」では、生涯子どもを画題に扱ってきたいわさきちひろの作品の他、世界中の絵本画家の作品、絵本やイラストの歴史資料を鑑賞することができるのです。

存分に松川村を楽しむには、日帰りだけではとても時間が足りません。もう少しすずむしの里を体感したい時には、松川神社のそばにある「すずむし荘」に一泊するのも良いでしょう。

「すずむし荘」には、「神が与えし恵みの湯」・「すずむしの音色」・「旬の野菜と自慢のお米」・「北アルプスと安曇野の田園風景」・「心がほっこりあたたまる」という、5つの魅力があるのです。

【道の駅 させぼっくす 99】多くのモノに恵まれた佐世保の宝箱

「道の駅 させぼっくす 99」は、国道497号(西九州自動車道)沿いの長崎県佐世保市にあり、松浦鉄道西九州線の上相浦駅から6分ほどの所にあります。おいしい名産品と美しい観光資源など、多くのすばらしいモノに恵まれた佐世保の宝箱となっています。

道の駅で販売されているバラエティに富んだ特産品としては、クリーミーで濃厚な味わいの「九十九島かき」・伝統製法の地元名産の干物「東浜一風干し」・早摘みみかんの入った飼料で養殖された「九十九島とらふぐ」などがあります。

この他にも、九十九島いりこ・長崎和牛・世知原茶・させぼ西海みかん・させぼ地酒・みかわち焼・佐世保バーガーなど、佐世保の青く豊かな海と緑の山々に育まれたモノがいっぱいなのです。

道の駅の「フード館」には、老舗レストランなど4つのグルメ・スポットがあります。その4つというのは、「蜂の家」・「天津包津舘」・「かけはし水産」・「カフェボックス99」

ここでの人気ベスト3は、カフェボックス99の「自衛隊No.1カレー」・蜂の家の「レモンステーキセット」・天津包津舘の「海鮮ちゃんぽん」です。また、フード館ならではの「させぼっくすランチ」では、かけはし水産アジフライ・蜂の家カレー・天津包津舘餃子・カフェボックス99コーヒーが一つになり、賞味できるのです。

佐世保の観光で一番最初に上がる名称は「九十九島」ですが、ここを満喫するための遊覧場所に行くためには、上相浦駅からだと徒歩1時間ほど、ひと駅隣の大学駅からでも52分ほどかかってしまいます。しかし、遊覧船パールクイーンで美しい島々を巡るクルーズは、ぜひとも体験すべき観光ではないでしょうか。

九十九島の海を感じとるには、九十九島水族館「海きらら」を訪ねることもひとつの方法です。ここは遊覧船ターミナルのすぐそばにあり、クルーズをするにもしないにも見るべき価値は高い所です。

佐世保の観光地としてはこの他に、黒島天主堂・森きらら(西海国立公園九十九島動植物園)・ハウステンボス・セイルタワー(海上自衛隊佐世保資料館)・弓張岳・展海峰・世知原の吉井石橋群・長串山などがありますが、いずれも上相浦駅や道の駅からは少し遠くにあります。

上相浦駅近くの徒歩範囲内でできる観光スポットとしては、相浦富士とも呼ばれる「愛宕山」・その麓にある「飯盛神社」と「洪徳寺」などが上げられるでしょう。

「愛宕山」の標高は259m、毎年2月24~26日の「相浦愛宕祭り」には、山上に東漸寺の愛宕勝軍地蔵菩薩が祀られご開帳されています。その姿は”富士”と呼ばれるとおり、小さいながらもこれぞ山という素敵な形状になっているのです。

「飯盛神社」までは上相浦駅から歩いて7分ほどで、毎年10月17~19日には「平戸太神楽」が奉納されています。イザナギ・イザナミなどの日本古来の神々6柱に加え、平戸松浦氏の守政・幸松丸の2人が祀られています。

「洪徳寺」までは上相浦駅から歩いて10分、飯盛神社からは6分ほどかかります。山号は「飯盛山」、この付近の相浦川流域を支配した宗家松浦氏が、臨済宗寺院の廃寺跡に建てられた曹洞宗の寺院です。

【道の駅 和田浦WA・O!】食べると歩くとクジラの町のお休み所

「道の駅 和田浦WA・O!」は、国道128号沿いの千葉県南房総市にあり、JR東日本内房線の和田浦駅(関東の駅百選に選定)から歩いて7分ほどの所にあります。この道の駅は、「海と花とクジラの街で 食べて、歩いて、ひとやすみ。」がキャッチフレーズのお休み所なのです。

道の駅の主な施設は、観光・地域情報発信ステーション「WA・O!アトリウム」、直売所&おみやげ処「みなみや」、お食事処「和田浜」などです。

道の駅に入って一番最初に目に飛び込んでくるのは、「万祝(まいわい)くじら」といってこの駅のシンボルになっている、漁師さんの晴れ着・万祝をベースに作った大きなクジラのオブジェです。天井から吊り下げられたその姿は、クジラの街・和田町を象徴するものになっています。

万祝くじらのある「WA・O!アトリウム」では、南房総の”今こそココへ”という観光情報が手に入り、「クジラ展示室」でいろいろとクジラのことを知ることもできるのです。

「みなみや」には、地元農家の朝採り新鮮野菜・南房総の海産物・地元の銘菓などが並び、農産物からは生産者のこだわりが感じられ、その他の品物も見所・買所がいっぱいです。定番人気は干物、何度も買いたくなる塩辛、道の駅オリジナルの箱菓子シリーズなど、お土産をどれにするかが悩みの種となるかもしれません。

お食事処「和田浜」は、何と言っても和田浦名産のクジラを使った料理が、目にも珍しくて絶品です。看板メニューの「くじら竜田揚げ給食」・和田浦と言えばの「くじら食べ比べ定食」を始め、人気ナンバーワンの「和田浜御膳」・「房州名物さんが焼き定食」・道の駅限定のスイーツなど、貴方の舌を唸らせること間違いなしです。

道の駅を出て海の方へ6分ほど歩けば、環境省が美しい・清らか・安らげる・優しい・豊かを基準に、「快水浴場百選」に選定した和田浦海水浴場に行けます。夏の海水浴シーズンには賑わうものの秋には釣り人だけという海岸ですが、貝殻混じりの白い砂浜と青い松の海岸線は心を充分に和ませてくれます。

この海岸沿いを館山方面へ11分くらい歩いて行くと、ツチクジラの捕鯨基地がある和田漁港があります。年間捕獲数が6月下旬から8月までに26頭と制限があり、ここの特産品「鯨のたれ」(鯨赤身肉の調味料漬の天日干し)は、お土産や珍味として珍重されています。

小さな漁師町・和田浦の街並みを往けば、どこか昔懐かしい日本の田舎町を思い起こさせ、波の音と潮の香りが心地よく、のんびりとした気分に浸ることができるのです。

和田浦駅から反対の安房鴨川方面に歩いて行くと、27分ほどで「抱湖園」に着きます。ここでは1月の終わり頃から緋寒桜が咲き始め、椿・山茶花・梅・水仙などがこれに続き、桃源郷のような趣を醸し出すのです。

同じ方面へ38分ほど歩いた所には「黒滝」があり、ここまでのハイキングコースはその昔に花嫁行列が通って行ったことから「花嫁街道」と呼ばれていて、山頂の烏場山からは房総の里山や、お天気の日には伊豆大島や富士山も見ることができるのです。

【道の駅 浅虫温泉】そこにはもう温泉街が広がっている

「道の駅 浅虫温泉(愛称:ゆ〜さ浅虫)」は、国道4号沿いの青森県青森市にあり、青い森鉄道青い森鉄道線の浅虫温泉駅から歩いて3分ほどの所にあります。駅を挟んだ反対側には、もう浅虫温泉街が広がっています。

道の駅は、産地直売施設「ゆ~さ市場」と軽食コーナー「わさも」が入る平屋と、物販コーナー・休憩コーナー・レストラン・会議室・展望浴場などが入る5階建ての施設から構成されています。海側に奥州街道(陸羽街道)でもある国道4号、温泉街側に県道269号があり、浅虫温泉駅・道の駅・海側が歩道橋で結ばれているのです。

「ゆ~さ市場」では、新鮮な魚貝類・野菜・花・漬物・加工品・民芸品などが販売されています。また、「わさも」では、「ほたて天ぷら月見そば」や「若生昆布おにぎり」が人気で、他にカレー・うどん・そばのメニュー、生干し焼きイカ・デザート・ソフトドリンク・アルコール類が豊富に提供されています。

5階建て施設の1階には、物産コーナー・総合案内所・交通情報提供施設などがあります。物産コーナーでは、青森県の特産品をはじめとした様々なお土産品、道の駅オリジナルの「黒房すぐりソフトクリーム」などを販売しています。

2階は休憩コーナーになっていて、自動販売機コーナーの前のテーブルとイスでゆっくりと休憩することができます。そして、3階にはレストラン・青森ゆかりんP美術作を中心とした無料のギャラリー・身長と体重に加え血圧測定もできる「まちの保健室」などがあります。

レストランのメニューには、寒い季節にピッタリの「なべ焼きうどん」・醤油の香ばしさと甘みの「活ほたての浜焼き」・B1グランプリでお馴染みの「牛バラ焼き定食」・「ほたてづくし定食」・「帆立入り中華そば」など、おいしさ満載の数々があります。

4階の主な施設は会議室ですが、他にロビーやテラスがあり、海岸と温泉街を繋ぐ歩道橋・ゆうやけ橋に出られるようにもなっています。橋の幅はとても広くて、お天気の日には海を見渡せる円形ベンチに座って、まったりするのも有意義な時間となります。

5階には陸奥湾と湯の島の眺めが素晴らしい展望浴場「はだか湯」になっていて、日帰りで浅虫温泉を楽しむ場合にはピッタリでしょう。カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉(低張性中性高温泉)のお湯が、優しく癒しのひとときを与えてくれます。

道の駅周辺の観光スポット人気No.1は、本州最北端の水族館の「浅虫水族館」でしょう。浅虫温泉駅から歩いて10分ほどの所にあるこの水族館には、イルカショー・ペンギンやアザラシにイルカなどのお食事タイムを始めとした各種イベントなど、楽しさがいっぱいに詰まっています。

浅虫温泉街の直上流500mほど、浅虫温泉駅から歩いて16分ほどの所にある「浅虫ダム(ダム湖名:浅虫ほたる湖)」は、周囲の景色の綺麗さは圧巻で、ウォーキングするには最適です。また、湖の名前にあるとおり夏になるとダムの奥の「ほたる谷」にたくさんのホタルが現われ、幻想的な夜景を楽しむこともできます。

他に浅虫温泉駅と道の駅周辺で楽しめる観光スポットとしては、「浅虫海岸」・「サンセットビーチあさむし」・「竹久夢二詩碑」・「夢宅寺」・「浅虫海づり公園」・「浅虫ヨットハーバー」・「玄徳寺」・「浅虫森林公園」など、数えきれないほどあるのです。

【道の駅 越後市振の関】ヒスイの町の新潟・富山の玄関口

「道の駅 越後市振の関」は、国道8号(旧北陸道を継承)沿いの新潟県糸魚川市大字市振にあり、えちごトキめき鉄道日本海ひすいラインとあいの風とやま鉄道線の市振駅から歩いて7分ほどの所にあります。ここは、ヒスイの町・糸魚川市にあり、新潟県と富山県の玄関口となっているのです。

レストラン「市振の関」では、店長お薦めの「たら汁定食」・人気の「モツ煮込み定食」と「ヘルシー定食」を始め、定食14種・どんぶり4種・ラーメン8種・うどんやそば9種・カレー3種・弁当4種など、たくさんのメニューが取り揃えられています。

売店には、普通のコンビニ商品は当たり前で、道の駅のグッズ・新潟県と富山県の地酒やお土産、更には弁当・お米・宝くじまで豊富に取り揃えられています。面白いものでは、新潟県の特産品である唐辛子の発酵食品「かんずり」や、「富山ブラック」というカップラーメンなどがお薦めです。

他に道の駅の売店の商品としては、「親不知もずくそば」・「のどぐろ&うにめかぶ」・「元祖柿の種」・「八海山(新潟チョコレートクランチ)」・「富山ごまもち」・「新潟こしひかり笹もち」・「富山塩大福」などがあります。また、地酒・ヒスイや水晶の小物・道の駅オリジナル商品など、お土産選びには迷ってしまうくらいです。

道の駅を楽しんだ後は、隣の鉄道駅・越中宮崎駅の先にある「ヒスイ海岸」まで歩いてみるのも、旧北陸道の趣を感じとるための旅の醍醐味となります。1時間弱の多少きつい散策となりますが、昔の旅人の気持ちに思いを馳せてみるのも良いでしょう。

道の駅を出て国道8号を富山方面へ歩いていくと、ほどなく左手に「十二社」という神社があります。社の後方には北陸自動車道の市振トンネルの通る山があり、社は一度土砂崩れにあって再建されたものだと言います。

社の隣は土砂崩れの記念広場になっていて、地すべり対策工事の看板・復興記念碑・受難者慰霊碑などが設置されています。復旧した山の斜面には階段が作られており、ここを上っていくと市振の集落や日本海を眺めることができます。

更に進んで行くと新潟と富山の県境となる、境川に架かる境橋に至ります。この橋を渡っていよいよ越中富山に入ると、すぐに国道8号と県道374号の分かれ道となりますので、これを右の県道にとりましょう。

暫く県道を行くと左手に創業400年の「林酒造場」の古風なお店があり、もう少し進むとやはり左手に「境関所跡」があるのです。関所の門をくぐった奥には境関所をイメージした「関の館」という建物があり、歴史資料室で関所当時の「境関所御囲絵図」や関係資料が展示されています。

関所跡を出て県道を進み、海の幸・露天風呂・日本海ビューが魅力の「さざなみ温泉みずしま」を右手に見て、再び国道8号に合流し更に歩いていきましょう。やがて国道とあいの風とやま鉄道線が並走し始め、重炭酸鉄泉の「境鉱泉」・朝日ヒスイ海岸オートキャンプ場・越中宮崎駅と過ぎて行きます。

鉄道駅を過ぎたところで、海岸沿いの県道60号へと入って行き、大きな十字路を右折すると、そこは「ヒスイ海岸」と呼ばれる宮崎・境海岸です。4kmにも及ぶ砂利の美しい海岸では、海が荒れた翌日になると、今でもヒスイを探す人たちがいると言います。

【道の駅 さんない】木の香が優しくやすらぎをもたらすウッディランド

「道の駅 さんない」は、国道107号沿いの秋田県横手市山内にあり、JR東日本北上線の平石駅から歩いて5分ほどの所にあります。木の香が優しくやすらぎをもたらす場所として、愛称は「ウッディランド」と名付けられています。

道の駅に最も近い鉄道駅の平石駅は無人駅で、12月から3月の冬季期間には全列車通過となってしまいますので、この期間は隣駅を利用しなければなりません。その場合道の駅まで歩くと、相野々駅だと21分、小松川駅だと39分ほどかかることになります。

道の駅の正面玄関左手に「駅弁屋」、玄関を入ると右手にはレストラン「農香庵」、左手には「産直・物産 売店」と「手作り工房 香里ん茶屋」があります。売店奥には休憩コーナーがあり、その手前から西側玄関で休憩棟に繋がっていて、その間には「そば処 木香里」があります。

「駅弁屋」では、冷水で育ったイワナの塩焼きや、イカの漬け焼き・たこ焼き・揚げもち・若鶏の唐揚げ・荒びきフランクフルトなどが販売されています。ちょっと小腹を満たすには、ちょうどいい軽食です。

レストラン「農香庵」では、山内産の玄そばの自家製粉して手打ちした十割そばをメインに、「満足セット」・「ねぎとろそばセット」・「比内鶏つくねそば」・「週替わりおすすめランチ」・「和風ステーキセット」などで、ガッツリお腹を満たすことができます。旬の食材を使った自慢の料理を、存分に堪能できるのです。

「産直・物産 売店」では、山内と言えば!の「いぶりがっこ」・「山内人参」・「いぶりがっこキンピラ漬け」・「いぶし人参漬け」などの産直商品、「山内縄文そば」・「いものこうどん」・道の駅限定の「さんない純米酒」・地元の清酒「山内杜氏」などの物産商品が販売されています。

「手作り工房 香里ん茶屋」には、軽食とデザートがいっぱいです。ホットコーヒーはもちろん、豚カルビ・玉こん・山内産あきたこまちをくるみ甘味噌で焼いた串焼き「でくのぼう」などの串もの、おにぎりにうどん、バニラやリンゴのソフトとソフト最中など、満足の逸品を楽しみましょう。

「そば処 木香里」では、安くて一番人気の「かけそば」を始め、なめこそば・野菜のかき揚げそば・とろろそばの他、比内地鶏のスープを使ったしょうゆラーメンも見逃せない存在になっています。

平石駅と道の駅の周辺の観光としては、まずは北上市から横手市の間で「平和街道」という通称のある国道を挟んで、道の駅の向かいにある「ウッディプラザ木の香」があります。ここは道の駅を運営している株式会社ウッディさんないの体験研修センターです。

体験工房では、専任の指導員がついて木工体験ができます。また展示販売室では、ガーデニング製品・建築用材・屋内外用テーブルやベンチなどを買うこともできるのです。

道の駅を離れて平和街道を南へ歩いていくと、11分ほどで相野々温泉に辿り着きます。ここには、「あいのの温泉 鶴ヶ池荘」・「鶴ヶ池公園」・「鶴ヶ池神社」などで観光ができるのです。

「あいのの温泉 鶴ヶ池荘」では、木の香りがホッとした気分にしてくれる和風の杜氏風呂と、リッチでゴージャスな気分にさせてくれる洋風の清流風呂の大浴場があり、日替わりで楽しむことができます。入浴には500円かかりますが、火曜と金曜には通常200円の大広間を無料で利用できるのです。

「鶴ヶ池公園」には「見晴らしの森」・「子供の森」・「ふれあい広場」などが整備されていて、春は鶴ヶ池のほとりの桜、夏は池に乱れ咲く睡蓮、秋は紅葉の奥羽山脈、冬は雪に覆われた自然の姿と、四季折々の趣を楽しめるのです。

【道の駅 おふく】温泉堪能とお宝さがしができる駅前エリア

「道の駅 おふく」は、国道316号沿いの山口県美祢市於福町上にあり、JR西日本美祢線の於福駅から歩いて3分ほどの所にあります。ここは、温泉を堪能して美祢市のお宝さがしができる、駅前エリアとなっているのです。

美祢市には、散策しながら様々な”お宝”を見つけることができる歩き観光ルートがあります。道の駅を含むお宝さがしルートは、道の駅をスタートして於福駅を過ぎ、「保美鍛造工場」・「於福温泉源泉1」・「水神の池と水神社」・「於福温泉源泉2」・「安養寺」・「若宮社とアギナシ地蔵」・「お大師様」・「於福洞(吸い込み穴)」と回るものです。

於福駅から線路沿いに北へ2分ほど歩いた所に、「保美鍛造工場」があります。ここは「町の鍛冶屋さん」で、鎌や包丁を製造して、道の駅で展示・販売しています。

鍛冶屋さんから西へ川と県道267号を横切り、「ふくや旅館」を左手に過ぎて2分ほど歩いた空地に、「於福温泉源泉1」があります。古屋と呼ばれるこの辺りにある源泉のひとつで、小さなコンクリート小屋が明治に掘り出された”お宝”なのです。

更に道を奥へと1分ほど歩いていくと、右側には「お福温泉旅館 雁飛荘」があり、左側の林の中に「水神の池と水神社」があります。池は2つあり、きれいな湧き水で満たされ、於福萩原の名棟梁・山田鶴千代の手による水神社がそれを見守っています。

今度は来た道を戻り、一つ目の源泉の手前で左側の小路へ入るとすぐに「於福温泉源泉2」があり、右手にある小川のせせらぎを聞きながら丁字路を右に曲がると、そこは「安養寺」の門前です。ここまで徒歩で約3分、この寺の本堂などもまた山田鶴千代によって造られたものです。

お寺を後にして川と線路を渡って、真っ直ぐに山に向かって入水地域へと進んで行くと、変形した十字路が現われます。F字形の三叉路の角に斜め左前方に小路が付いた十字路で、その角に「お大師様」、小路を入った奥に「若宮社とアギナシ地蔵」があります。

「若宮社」には仁徳天皇が奉られており、その昔この地域の徳の高い人が社の近くに七つの宝を埋めると言い遺したとされています。「アギナシ地蔵」は社の後ろにあり、首が無いその姿は少し不気味かもしれません。

お社とお地蔵様にお参りした後は、十字路の角まで戻り、「お大師様」もお参りしましょう。ここの番号は三十三番、その因縁は良くわかっていませんが、4月21日にはお祭りも行われているのです。

次の”お宝”スポット「於福洞(吸い込み穴)」へは、少し時間がかかります。山の麓に沿った道を7分ほど歩いていくと大きな曲がり角に着き、そこを曲がって1分もしない所の左側に水路があるので、その脇の畦道を更に山の麓に沿って入って行った所がスポットです。

このお洞の別名「吸い込み穴」は、地域名「入水」の由来にもなっています。それは、「吸い込み穴」が隣町である秋芳町の別府下嘉万にある「白水の池」に繋がっているとの言い伝えによるのです。

ここから道の駅までは歩いて7分くらい、そして於福駅までは3分、以上が”お宝さがしルート”となります。お宝探しの最後は、道の駅を存分に楽しむと良いでしょう。

「手作りシャーベット工房」で小野茶・紫いも・木いちごなどのシャーベットを食べ、レストランで「美東ごぼうハンバーグ定食」・「美東ごぼうコロッケ定食」・「長州鶏の唐揚定食」・「ごぼううどん」を食べたりするのも楽しみです。

そして最後には、全浴槽源泉かけ流しの「於福温泉」で、お宝さがしで疲れた身体を癒します。アルカリ単純温泉の大浴場、トルマリンの露天風呂、マッサージ風呂、そしてサウナと、多彩なお風呂を満喫してください。

【道の駅 尾花沢】花笠踊りが生まれたくつろぎの里の休憩所

「道の駅 尾花沢(愛称:花笠の里 ねまる)」は、国道13号(羽州街道の一部)沿いの山形県尾花沢市にあり、JR東日本奥羽本線の山形線(愛称区間)の芦沢駅から歩いて4分ほどの所にあります。工事の時の土搗き唄で即興的に踊ったものから花笠踊りが生まれたと言われ、そんなくつろぎの里の休憩所となっています。

松尾芭蕉が尾花沢に滞在した際に詠んだ俳句の中に、尾花沢の方言「ねまる(”くつろぎ”の意)」を使っていて、これがこの道の駅の愛称に取り入れられています。その点、ここは休息施設としてはとても適した場所なのだと思います。

施設は2棟構成になっていて、情報ラウンジとトイレの建屋、「食事処ねまる」・「お土産はながさ」・「みちのく新鮮市」の入る建屋に別れています。

「食事処ねまる」のお薦めのメニューは、地元産そば粉とつや姫玄米米粉を使った「尾花沢スイ辛冷麺」、国産小麦粉を使った玉子麺の「とんこつ味噌ラーメン」、尾花沢スイカのエキスたっぷりの「すいかソフトクリーム」です。他にも、特製ビーフカレー・牛モツ煮込み・冷やし坦々麺・モツ煮込み定食などをいただけます。

「お土産はながさ」には、地元と周辺地域の物産がたくさん並んでいます。さくらんぼカレー・すいか糖飴・花笠・ガラス工芸品・幻の磁器「上の畑焼」・すいかワインなど、めずらしい物産の中からお土産を選ぶことができるのです。

「みちのく新鮮市」の入り口脇では、山形名物「玉こんにゃく」・イカ焼き・フランクフルト・おにぎりなどが販売されていて、中には当日採集した割安農産物が所狭しと並んでいます。2月のなべまつり・5月の山菜まつり・8月のすいかまつり・11月の秋の収穫祭など、季節ごとのイベントも楽しいエリアです。

道の駅でくつろいだ後は、少し芦沢駅の周辺を散策してみるのも良いでしょう。

直進が芦沢駅、右側が湯沢と新庄、左が山形と東根になっている交差点を左折し、羽州街道になっている国道13号を南へ進みます。10分ほどで右手に「大衆食堂ささにしき」を過ぎてすぐに線路を跨ぐ立体交差の道路下に辿り着きます。

更に4分ほど進むと、今度は右手に線路を潜る「小山地下道」が見えてきます。ここからまた4分ほど、地下道を潜って道なりに行き、県道305号を右折すると、右手に芦沢山種林寺があります。

お寺が見えたら更に県道を進み、3分ほど歩くと左手に林の中へ入って行く小道があります。その入り口には、「稲荷神社毛倉館入口」の標柱が立っています。

林道を中に進むと左手に池があり、更に奥に踏み入って行った所で、4分ほどで「稲荷神社」が見えてきます。この辺りは「芦沢館」と呼ばれる丘城があった所で、標高30mの手倉山は、最上川と林道途中にあった池に挟まれた湿地帯に囲まれ、絶好の砦となっていたものと推測されます。

林道を出て県道を更に進むと、右側に「明治天皇御小休所」、左手に「備中舘跡」などを見つけられればラッキーです。そしてそのまま進んで国道13号にぶつかったら、そこを左折して更に行くと、「長泉寺」と「伊豆七所両神社」に至る交差点に辿り着きます。

「種林寺」から「長泉寺」・「伊豆七所両神社」までは、歩いて28分ほどで、途中寄り道をしながらゆっくり散策すれば、1時間以上も楽しむことができることでしょう。

【道の駅 パーク七里御浜】熊野古道へと繋がるキーステーション

「道の駅 パーク七里御浜」は、国道42号沿いの三重県南牟婁郡御浜町阿田和にあり、JR東海紀勢本線の阿田和駅から歩いて1分ほどの所にあります。熊野古道と熊野三山へと繋がるキーステーションとなっていて、世界遺産熊野古道の『浜街道』が目の前を通っています。

施設の中の「ごちそうダイニング」では、尾鷲ブランド「もちもちまぐろ」・御浜町ブランド「岩清水豚」・三重県ブランド「尾呂志米」や、御浜町と近隣地域で作られた野菜などのこだわり食材を使っています。土日祝日のビュッフェのメニューは30種以上、平日でもレギュラーメニューにプラスして、日替わりランチがどんどん増加中です。

紀州の恵み『浜街道』では、「みかんのまち」御浜町自慢の果汁100%ジュースを始め、柑橘類・地元野菜・地魚・紀州熊野の梅干し・ご当地Tシャツなど、紀州を深く感じさせるお土産などが販売されています。

「浜街道らーめん」では、鶏そばがお薦めで、鹿児島地鶏だけを使ったコラーゲン満タンスープと、国産豚の自家製チャーハンが、自家製麺の美味しさを引き立てます。また、定番メニューのおでんもあって、屋台販売の風情を醸し出しています。

「喫茶ノエル」では、「ボリューム満天モーニング」に始まり、平日のみの「日替わりワンコインランチ」があり、午後2時以降はカラオケを楽しむこともできるのです。

「うえ屋」では、店長自慢の出汁が効いたうどん、揚げ餅はもちもちで、ドーナツはふわふわと美味しいものばかりです。コーヒーも煎りたてのものが出てくるので、ぜひとも入ってみたいお店と言えます。

「すぎもと農園パーク店」では、産地直送の新鮮みかん・旬のみかん100%のジュース・すっぱくて苦いセミノール青みかんドリンクなどが販売されています。

「お菓子のお店 ぴねや」では、手作りパン・アイシングクッキー・うぶた堂のお菓子詰め合わせなど豊富な品揃えです。更に、「リカーショップ はしぢ」では、紀州の地酒をいっぱい置いていて、「熊野三山」・「太平洋特別純米酒」・「那智の滝」などが人気となっています。

この他にも、ミハマ印章・学習塾公文・アクアリハトレセンター 三光鍼灸整骨院・紀南自家用自動車協会・コインランドリーしゃぼん・理容レスト・下川薬品・おしゃれサロン カワイ・プレゼントストア クリエイション・田上書店・ファッションハウス檜作等々、盛りだくさんのショッピングセンターとなっているのです。

世界遺産の熊野三山へは少し遠く、徒歩ではなく車を利用しなければなりません。車であれば、熊野速玉大社は20分、熊野本宮大社は40分、熊野那智大社は50分で行くことができます。

最も近い熊野速玉大社でも歩けば2時間以上はかかってしまいますので、同じJR東海紀勢本線の新宮駅から、18分ほど歩いて行く方が良いでしょう。

どうしても阿田和駅周辺で何か観光をしたいのであれば、歩いて9分ほどの所にある「七里御浜ふれあいビーチ」や、歩いて21分ほどの所にある「阿田和神社」がお薦めです。

「七里御浜ふれあいビーチ」では、熊野灘の絶景を堪能できます。また、ヤシの木の立ち並ぶ芝生広場から見る夕日は別品です。

「阿田和神社」の歴史は神話時代にも繋がるほど古く、その建立された場所は、初代神武天皇が日向(現在の宮崎県)から大和(現在の奈良県)を目指した「東征」の途中で陣を置いたとされています。1143年創建、1755年に現在地に移され、長い期間をかけて造営されてきた神殿・拝殿・鳥居などを見ると、遠い昔が偲ばれます。

【道の駅 果樹公園 あしがくぼ】山・川・花・果樹の自然溢れるスポット

「道の駅 果樹公園 あしがくぼ」は、国道299号沿いの埼玉県秩父郡横瀬町にあり、西武鉄道西武秩父線の芦ヶ久保駅に隣接しています。緑深い山々・清流の黄瀬川・四季折々の花々と果樹に囲まれた、自然溢れるスポットです。

「水辺のカフェ」のプレミアムソフトクリームは大人気で、濃厚なのに後味がすっきりとしたそのおいしさに、ノックアウトされることでしょう。オープンテラスの素敵な空間で、夢み心地のひと時を過ごしてみてください。

しっかりと腹ごしらえをするには、食堂を利用すると良いでしょう。手打ちのうどんやそば・秩父名物のみそポテトなど、地元野菜と山菜いっぱいの郷土料理で、横瀬町の美味しいものを存分に味わうことができます。

農産物直売所では、朝一番で収穫された野菜と果物などが、季節毎の色合いを演出し、併設された農産物加工場で作られた焼きたてパンも販売されています。パンは数量限定ですので、季節限定のジャムと合わせて、売り切れ前に手に入れなければなりません。

「体験交流施設」では、事前に予約をしておけば、そば打ち・うどん打ち・陶芸などを体験することができます。ちょっとした旅の思い出としては、これぞ定番といえるものではないでしょうか。

また、「ギャラリー」には、写真コンクールや作品展示がされていて、いろいろな展覧会を観覧することができます。他にも、有料ではありますが、シャワーが完備されていますので、サイクリングやハイキングの後で利用できてうれしい限りです。

道の駅を楽しんだ後は、少し気合を入れて山歩きを楽しんでみてはどうでしょうか。芦ヶ久保駅から徒歩で31分ほどで、標高633mの日向山山頂付近にある公園「あしくぼ 山の花道」に行けます。

この公園には、1haほどの広さの北斜面の雑木林にカタクリ・セツブンソウ・アズマイチゲ・ニリンソウなどが自生しており、特に3月中旬から5月上旬あたりが山野草を楽しむベスト・シーズンになっています。また、夏は緑の中で涼しさで癒され、11月ではツツジの紅葉を楽しむのも一興です。

道路を挟んだ向かいには、「木の子茶屋」という食事処もあり、炭火焼バーベキュー・木の子飯・鹿飯・プラムやイチゴの生ジュースを食すことができます。また、11月中旬から3月までの季節限定ではありますが、木の子鍋・猪鍋・鹿鍋なども用意されているのです。

道の駅や芦ヶ久保駅から徒歩10分くらいのところでは、毎年1月上旬から2月下旬の間、「あしがくぼの氷柱」というイベントが開催されます。これは、地元兵ノ沢の人たちが山の斜面に沢の水を撒いて、幅125m以上にもなる巨大氷柱を作って公開しているものです。

金曜日にはライトアップもあり、壮大で幻想的な氷の世界を満喫できます。美しい氷柱を見ながら、芦ヶ久保産の温かい紅茶・甘酒を頂けば、自然と心が落ち着いていくこと間違いなしです。

芦ヶ久保駅周辺の観光スポットはたくさんありますが、それほどちゃんと”観光地”とはなっていない「芦ヶ久保地区」にも魅力があります。駅から川を渡って3分ほどでいけるエリアで、のどかな里山の風景は映画の撮影にも適した、なごみの場所となっているのです。